甘いコーヒー、甘くないコーヒー
ネガティブなことは言いたくない。
言わないように気を付けている。
つもりだった。
先日、日本語学校の同僚の先生とランチをした。
その先生はとっても明るい。
発する言葉がとてもポジティブで
一緒に会話していて楽しい。
いつも元気をチャージしてもらっている。
2,3日会えないとこちらの気持ちがしょんぼり
してくるほどだ。
食後に頼んだアイスコーヒーを
先に口にしたのは私のほうだった。
私:あれ?甘い。
うわっ。甘いのかー。
U先生:ガムシロップが出てこないってことは
あらかじめ入っているってことだね
私:ううっ。そっかー。甘いのかー。
だったら、ホットコーヒーにしておけば
よかったな。
U先生:あ、でも味はいいよ!
私は、はっとした。
確かに、甘いっていうだけで味は悪くない。
それなのに、私はいつまでも甘味が入った
アイスコーヒーに不満を言っている。
一緒にいる人の気持ちも考えていない。
甘さにびっくりして、少し声も大きかった
かもしれない。
周りの席にいた人で不快に思った人もいるかもしれない。
反省した。
自分が思っているほど、ネガティブな言葉を
封じていない。
ポジティブに変換することもできていない。
まだまだ修行が足りないな。
「でも、味はいいよ」
帰り道、私はくり返し言ってみた。
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