JRでの忘れられない出来事。

お久しぶりです、akaneです。

いつか書きたいな~と思って時間は過ぎ、やべ忘れちゃう!と思ったので完全に忘れる前にある出来事を書き記しておきたいと思います。雑記です。
それは、JRでの出来事。平たく言うと、JRさんありがとう、という話です。
しかしところどころ口が悪くなるかもしれません。最初に謝っておきますね。ごめんね。

少し前の事になりますが、私はJRの特急列車に乗って北陸へ出かけておりましたの。そして終電で関西へ戻ってくることになっていたのです。
最終の大阪駅に着くのが大体23時半前後。そこから更に別の電車に乗り換えて当時の家に帰る計画だったんだけども。

しかしそこで事件が。
特急列車に動物がぶつかって止まってしまったのだ!(ドドン)

たまに乗る列車だったので分かるのですが、とにかくこの列車は動物にぶつかることが多い。昔にも同じ経験をして、その時は確か1時間近く止まったのよね…。

大阪までまだ半分も近づいてない。しかし過ぎていく時間。
計算では、40分遅れると終電の乗り換えに間に合わない。
アナウンスでは「かなり遅れそう。到着してから別に乗り換えるお客さんは名乗り出てね」というので、通りかかった駅員のおっさんに「すみません、私大阪に着いたあと〇〇に乗り換えるんですが…」と言うと、
「はぁ~…〇〇ですかあ。いやもう、それはちょっとわからないですね。(失笑)何も言えないです。はい」
とそっけなく答えるおっさん。むしろ、まだ何か?もう何もできることはありませんで、という感じで去っていく。

ああああああんん!!!!!?????
てめえええ!!!わしが終電間に合えへんかったらどないしてくれんじゃ!!!別にあんたらのせいちゃうけど何やその態度は!!!あまりにも誠実さに欠けるんちゃうんけ!!!!!!一生その顔忘れんからな!!!!!(と言いつつもう忘れてる)
(※ごめんね、このコンプラご時世に暴言とかおっさんとか良くないと分かってるけどあまりにも腹立ったので許しておくんなまし)

というのは私の心の中であって、実際は怒りを飲み込んで(怒りすぎて飲み下して腹壊すかと思ったわ!)絶望のままに色んな帰路のパターンを必死に考えるあたい。モンスター客化しなかった私の理性を褒めて頂きたい。。
しばらくすると動き出したものの、やはり40分以上はかかるよう。詰んだ。

調べまくった帰路のパターン。
①タクシーに乗る。(5000円は絶対かかる。ひー)
②周辺の友人宅に泊まるor迎えに来てもらう。(無理)
③梅田の大東洋レディーススパで過ごす。(3100円。むううう)

という3択に。昔はなんぼでも②でも大丈夫だったけど、今はもうなかなかな~。ということに少し寂しさも覚える俺。

他にも、もっと手前の駅で降りたら間に合う…?!いや、やっぱり無理や…っていうのをずっと調べて頭を抱えてたら、ハスキーな女性の駅員さんがきたので声をかけ、乗り換えのことと終電間に合わないことを伝えると、「補償はJRしか対象じゃないんですけど…強いて言ったら一番近いJRの駅はどこですか?」とか、「定期持ってますか?」とか色々メモしてくれる。あるよあるよ!!!と見せると、ちょっと上に相談してきます、と言って去っていくお姉さん。

おねいさん……!!!なんか知らんけど希望の光…!
この際、あまり遅くならん時間にお金かからず帰れたらいいわ!!
さっきのなーんもしてくれんかったおっさん見とるか!!ったくよ!!
それにしても関係ないけど、ハスキーな女性って何というか言葉に不思議な説得力というか、こちらが懐柔されちゃうところがあるな~と思いました。

しかし喜んだのもつかの間、ハスキーおねえさん戻ってこない。
列車は進んでいき、その間もこういう場合はタクシー代どうにかならんかなあとか調べる。すると、「代行輸送依頼書」という制度があるよう。これ使えるのかな~と調べ続けるあたい。みなさんも興味があれば調べてみてください。でも悪用はダメよ。

すると、さっきとは別の小柄なおねーさんが「〇〇行かれるお客様いますか?」と言いながら走って来たので、わたしわたし!!!と声をかけ、よっしゃ希望の光キタ!!と思ってると「定期ありますか??」と言われる。あるよあるよ!と定期を見せると、「ちょっと、確認してきますね。すみません!」と言ってめっちゃ走っていく。
アレ!!さっきも同じ質問答えたけどまだ分からないままか…!と思いつつ、おねえさんがあまりに走り回ってるので、こんな遅い時間にみんな大変だなぁ…と思ったり。さっきのおっさんはのそのそ歩いてたけどな!!!(←しつこい笑)

しかしそうこうしているうちにマジでどんどん列車は進み、もう結構関西の色んな駅に到着している。もうあと10分くらいで大阪つくけど…?え?え?と思ってると、小柄なおねーさんが走ってきたので、「おねーさん!」と声をかけるも、「あーー!!すみません、ちょっとお待ちください!!すみません!!!」と言ってめっちゃ走っていく。

びええええええんんんん。。。
もう周りの乗客はほぼおらず、やるせない気持ちで半べそかきそうになってる俺。時計ともずっっっっとにらめっこしてたけど、あと5分でも早く到着してたら終電の乗り換えに間に合うのに、、、、もう無理や、2分じゃ乗り換えられへん……それやったらいっそもっと遅れてほしかった……と打ちひしがれる。しかも結局大阪に着いてしまった。時間は0時過ぎ。完全に詰んだ。もう自腹切ってタクシーしかないのか…ぜったいあとで代行輸送なんちゃらやろう…と思うあたい。

降りてみたものの、どうしたらいいのか分からずにマジで半べそかきそうになってるakane。というかもう心は泣きべそかいてた。大人だから無表情を装ってるけども。降りた特急列車の近くでぽやぽやしていると、さっきのおねーさんが「ああ!!いたいた!!」みたいな感じでめっちゃ走ってくる。おねえさん……あたいも会えて嬉しいけどもうすでにジエンドなのよ…はぁ…そんで?みたいな顔してると、おねーさんは「改札に行って、事情を話したら対応して貰えるみたいです!誰でもいいです!」「え!?誰に話しても分かるんですか?」「はい!!そうです」「はあ、ありがとうございます」みたいなやりとりをして、とりあえず改札に行くことに。
この時点で希望の薄明かりは感じていたのですが、とにかく眠たいのと調べ疲れと。でもきっと色々手を尽くしてくれたんだろうなあ、おねえさん。ありがとうねえ。。。。こんな夜遅くまで。。あんたきっと見たところ20代前半くらいちゃうか…?イッパシに働いて本当にえらいよ。。疲労困憊なおばはんを助けてくれてありがとうね。。
きいとんのか!!!!!おっさん!!!!!!!

というわけで、改札に行って眼鏡のおにーさんに事情を話すと、連絡をとってくれて、更に別の駅員さんにつないでくれる。まさにJR駅員リレー。素晴らしい連携プレーよ。。さすがJR!!!きいとんのか、おっさん!あんたもこの素晴らしい会社の一員っていう自覚を持て!!!

渡部篤郎似の渋い駅員さんら数名の駅員さんが、「〇〇に行かれる方ですね。今回は本当にご迷惑をおかけしました」と言ってくれながら謎の番号札をくれる。しかも、私以外にも2人くらい帰宅難民者がいるよう。「タクシー乗り場にご案内します」と言って、渡部さんに引率されて小鴨のように人の少ない大阪駅に歩き、途中別の出口でも2人くらいの帰宅難民者と合流し、我々はタクシー乗り場へ。
同じ方面の人は相乗りになりつつ、なんとタクシーで最寄りまで送ってくれることに。なんてありがてえええ!!!!代行輸送なんちゃらはちょっとめんどうな手続きがいりそうだったけど、手続きなしでタクシーに乗せてくれました。
しかも、本当に駅員さんたちは私たちをお客さんのように扱ってくれて、謙虚な態度で、最後も頭を下げてくれた。もう大丈夫です、そんなそんな…とあわあわする帰宅難民者ズ。

タクシーの運ちゃんも優しくて、でも運転は荒めでぶっ飛ばしてくれました。厳密にいうと、完全に〇〇駅ではなくてもここで降ろしてくださいって言ったら降ろしてくれそうな感じでした。
そんなこんなで、無事予定より1時間遅れで自宅に到着。疲れてへとへとやったけど、自分で自腹を切ってタクシーや大東洋を利用してやさぐれてるより、とても助かったなあと思いました。

最初の入りがあのおっさん駅員だったのでクッソーってなったけど、その後の駅員さんたちは本当に誠実に対応して頂いてありがたかった。
どうしようもない理由で遅延して終電逃したケースの体験ができ、逆にいい勉強になりました。
あと、今となっては、終電が完全に終わった後の大阪駅ってあんな雰囲気なんだな~っていうのも見れて面白かった。

というわけで、長くなりましたがJRさんありがとうという話でした。

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