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[心理学]#4自分のパフォーマンスをあげる方法

   スポーツの世界では、たくさんの観客に見られているときの方がパフォーマンスが良くなるという人と、逆に緊張してしまってパフォーマンスが下がってしまう人がいます。

   これらの違いは、得意なことをやるのか、不得意なことをやるのかによって変わってくるようです。得意なことでは他人に見られている時にパフォーマンスが良くなります。

   ミシガン大学のヘーゼル・マーカスは、次のような実験をしました。

・本人にとって慣れていること(自分の靴を脱いで、もう1回履く)を自分一人の時と他人に見られている時で、スピードを測定。
・本人にとって慣れていないこと(自分の靴下の上からフリーサイズの靴下をもう1枚重ねて履いて、さらにテニスシューズを履く)を自分一人の時と他人に見られている時で、スピードを測定。

   果たして結果はどうなったのでしょうか。

   

慣れた行動
      ・一人でやる·····16.46秒
  ・誰かに見られながらやる·····11.70秒

不慣れな行動
       ・一人でやる·····28.85秒
       ・誰かに見られながらやる·····33.94秒

   慣れた行動は他人に見られている時の方がスピードアップしました。逆に不慣れな行動は他人に見られていない時の方がスピードアップしました。

 他人に見られていると、どうしても緊張してしまうものですが、得意なことや慣れたことをする時にはその緊張をやる気や意欲に転換することができます。逆に苦手なことをやる時は、緊張を上手く転換できず、パフォーマンスが悪くなってしまうのですね。

   なので、得意なことをやるのなら、周囲に人がいる状況を選びましょう。苦手なことをやるのなら、あまり人に見つめられない状況のほうがいいでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました!良ければスキお願いします。

  

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