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夢 0 いつかパイプオルガンなる物を弾いてみたい

と、思っていた。

チェコ第二の都市ブルノのヤナーチェク音楽院へ、
ほぼ毎年、15年ほど通っていた時期がある。
インターナショナルサマースクールで研修を受けるためだ。

こちらでの体験はすでにいくつか書いているし、
また、書きたいこともまだまだあるな、と思う。

しかし、今日はオルガン。
そのスクールではオルガンのコースがあって、
教会で聴くのとは違い、本当に間近で、
教授や、
研修を終えた選ばれし参加者の演奏を聴くことができた。

ホール中、床からも音を感じる。
響きに圧倒され、幸せな時間で、憧れた。

いいな、いつか私も弾いてみたいな。

卒業した音大にもとても立派なパイプオルガンがあって、
入学式は、この星の飾りが付いたパイプオルガンとトランペットのファンファーレで始まったものである。
しかし、声楽科の私たちには近寄ることも難しかった。

昨年の夏、この夢が、突然叶った。
オルガンコンサートのチラシをたまたま見つけ、
そのチケットを買いに行ったら、
オルガンが弾けて、オルガン伴奏で賛美歌を歌う、
という、おまけとはとても言えない体験が付いてきた。

そして驚くべきことに、
オルガニスト先生がちょっと無理矢理的に時間を作ってくださり、
レッスンを受けられることになった。

私は今、小さな教会の、
小さな古いパイプオルガンを弾くことができているのだ。

で、夢1の、
「パイプオルガンで、聖書歌曲集を全曲歌いたい」につながるのだ。

12月から習い始めたので、
本物の初心者だ。

”ピアノが弾けるから、まあ大丈夫”
などということには、あまりならなかった。。。
あまりにもオルガンを弾く、ということについて知らなすぎた。

ただ、驚いたことには、
歌うことに役立つのだ。
パイプを鳴らす=1音ずつ音を鳴らす、が共通項の1つらしい。

私たちがからだの中でしていることを
オルガンでするわけで、うまく言えないのだが、
内側でカンでしていることを物理的にする必要があるように思えて、
とても気づきがあり、勉強になる。

なるほど、音の響き方、響かせ方?は他のどの楽器よりも、
歌に近いのかも知れないな。

なんにせよ、
新しいことを始めるって、楽しい。
久しぶりにこんな、スキップな感じを体験している。

そして、なんと発表会に出させていただいた。
こどもたちと。
最年長であるので、最も初心者がトリを取ってしまった。。。

一緒に参加させてくださって、
ありがとうございました。
うれしかったです。
楽しかったね。






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