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【不正問題に対する若手社員の内部告発の増加傾向について】


ベトナム人事労務コンサルティングのアジアゲートベトナム代表の豊田英司です

昨年来、ベトナムでは様々な不正問題が噴出しているのはご存知のところかと思います。

(参考記事1)
「豊田英司の"今日のベトナムニュース解説"」 
第953回深刻な汚職事件の続発に国会で厳しい議論

そんな中、最近、お客様から不正問題が発覚したというお知らせをいただいた際に、発覚した原因として

「若手従業員からの内部告発」

というキーワードが頻繁に出てくるようになったと感じます。

これは、別の記事で私が書いた、「ベトナムのZ世代(10代半ば〜20代半ば)」の価値観が、それまでの大人と大きく変わってきていることも関係するように思います。

(参考記事2)
「豊田英司の"今日のベトナムニュース解説"」
第950回職場で問題に直面するジェネレーションZ

要するに、豊かになり、親の面倒を見る必要もない若いベトナム世代は、家族や、会社よりも、

”私、個人の幸せ”

を追求できる状態にあり、さらに昨今の不正ニュースでの厳罰などを見て、

「私は別に給料以上の法外な収入はいらないので、上司たちの不正に関わって罰など受けたくない」

という気持ちが内部告発につながっている可能性もあるのかな?と想像しています。

あくまで、私が知っている狭い世界での話ですが、皆様も、同じようなことを感じていたら、と思い、私の経験を共有させていただきました。

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