九死に一生～青い人と金縛り

人は生きていれば九死に一生のような事に大体遭遇するかと思いますが、私もそこそこダイ・ハードな経験はありました。
しかしニュースで拝見すると私よりももっと命に係わる重要な出来事に遭遇した人も世の中にはおり、辛く苦しい経験をされたと想像するに容易です。

そんな凡人の私には "霊能者" と呼ばれるような方が言うバイクに乗った首のない霊や、写真に写された真昼に現れたアダムスキー型や葉巻型のUFO等、見る能力は全くありませんでしたが、"オリジナリティ溢れる霊体" はかなり見てきました。

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私が見た"青い人と金縛り"の話はその内の1つです。

私が10代の頃でした。
夜、寝ていると、何の前触れもなく金縛りになりました。

ちゅみ太郎は陰キャのヲタクでしたが、能動的に仲良くしてくれる心優しい友達とカラオケに行ったりライブに行ったりして、この日は少し疲れていたので筋肉が少し吊ったのかな？と思い、金縛りになったまま寝ていました。

しばらくすると、ザワザワと人の話し声のようなものが聞こえてきました。あきらかに家族の声ではありませんでした。
トーンが低かったので、複数の男性がザワザワ話しているような音でした。
ですがそんなにうるさくはなかったし、目を開けて確認するのが面倒だったのでそのまま目を閉じていました。
「外で、自治会の集まりか何かがあったのだろう」程度に思っていました。

すると段々と声が大きくなってきて「うるさいな」と思える位になったのですが、目を開けようとしましたが開きません。
それで私は「目が開かない程疲れているんだな」と思いましたが、段々とザワザワした声が大きくなってきて、何を言っているか聞こえてきてゾッとしました。

それはお経でした。
複数の男性の声で、それぞれバラバラにお経を唱えていました。般若心境のような感じでしたがバラバラに唱えていたのではっきりとはわかりませんが "観自在菩薩" の音に似ていました。
後々考えると、この時午前２時でした。
いよいよ「これはヤバいんじゃないか？」と思いましたが、金縛りで目も開けられず、どうしようもありません。
声がどんどん大きくなり、とうとう耳元で叫ばれている位の爆音になりました。
数秒間、お経爆音状態になり、ふいにパッと目が開き、見たものは…
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真っ青な人が私の上に乗っかって私を見ていました。

ビビりな私はそれを見て失神。
そのまま朝を迎えました。

その青い人が何だったのか？
何か伝えたい事があったのか？
私の思い当たる事を探してみましたが、何もなく今日に至ります…

でも大勢でお経を唱えていたのに、乗ってたの１人だけかよ…と、
ツッコミどころが多い幽霊でした。

この青い幽霊は私がその後見てきた霊体の中で、最もハッキリ見えた霊体でした。

🄫ちゅみ太郎