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Buenos Aires 2022 ~旅のつれづれ~その④

Tanguería(タンゲリア)に行ってみた✨

アルゼンチンに興味がある❤️という方は、大体がタンゴ関係者なんじゃないかな、なんて穿った考え方でしょうか😝

マラドーナやメッシなどのスタープレイヤーの大ファンでサッカー⚽️大好き💕、もしくは、アルゼンチン産のワイン🍷が好きで、そこから興味を持つに至りました、とか、色々な興味関心への誘われ方があるとは思いますが、やはりタンゴへの関心がアルゼンチンへの興味に繋がるケースが多いのではないかと思うバヨリニスト🎻の外薗美穂です。

かく言う私も、まさにその類😆

一時期はかなり深刻なタンゴ病に全身を蝕まれておりました😂
寝ても覚めても〜と、1日朝昼晩と3回は巨匠達のタンゴ名演奏を聴かないと、禁断症状で正気を失うといった重症ぶり😎

そんな急性タンゴ中毒がだんだん慢性化し、名演お薬の処方や、自分で演奏研究療法などの治療法も効果がジワジワ出だして、今ではタンゴを弾く人となり、この持病と良いお付き合いをさせて頂いております(笑)。

さて、ブエノス・アイレス訪問記、今回はタンゲリアに行ってみたお話を書いてみようと思います👠🇦🇷✨

"タンゲリア"

とは、色んな解釈定義があるようですが、大変平たく言うとタンゴ演奏を聴かせてくれる、あるいはダンスなどのショーを見せてくれる場所です。

この日は、前日にアルゼンチンの副大統領クリスティーナさん襲撃事件があり(幸いにも未遂で終わりましたが)警戒態勢からか、そういう政策なのか文化習慣なのか?翌る日は色々な公的機関イベントなどが休止になり、街は休日のような状態になってしまったので、予定していたOrquesta El Arranqueという素敵なバンドのコンサートが開催されるのか否かが夕方まで分からずに居ました。
うーむ、困った😣
El Arranqueは、この旅の1番目玉イベントであった私の演奏レコーディングでご一緒して頂いたピアニスト、Ariel Rodriguez さんがピアニストを務めるバンドで、大好きなバンドなので是非生演奏を聴きたかったのですが、Ariel さんに連絡したところ、まだコンサート開催の可否は決定されていないけど、恐らく中止になるだろうから、あなたは Casa Blanca というタンゲリアに行ったら良い、チケットは手配しておいてあげるから❣️とメッセージを頂き、事情があまりよく飲み込めず言われるがまま Casa Blancaに行くことに。

2008年訪問時にはLa ventana, Señor Tangoなどの有名なタンゲリアに行きましたが、Casa Blancaという名前は耳にしませんでした。それもそのはず。Casa Blancaはかなりの老舗タンゲリアだったそうですが、ハコはそのままに閉店、経営者が代わって最近新装開店したのだそうな✨✨✨

店内はCasa Blanca(白い家)の名の通り、白を基調としたオシャレな佇まいで、横長な作り。バンドの演奏は2階バルコニーのような場所(写真中青く写っている場所)で行われ、入り口には開店当時から使われているというシンボル的な白いピアノが置かれていました✨

Tanguería Casa Blanca✨✨✨
エントランスには白いグランドピアノ🎹

こういったタンゴショーは、国にとって主要な観光産業であり、外国人観光客によってもたらされる外貨がアルゼンチンの経済を支えているという側面もあるようです💵💶💴

生え抜きのダンサーさん達❗️
ステージ奥が鏡張りになっており、良い効果を生んでいました✨
シックな黒ドレス😎
白い衣装にライトで模様を浮き上がらせる素敵な舞台演出💕
お客様の近くまで来て踊ってくださいました😘
ムーディーな演出ですが、ピアノの上に乗っちゃって大丈夫?!と心配に💦
立ち上がってしまいました😳
ミュージシャンのバルコニーはキラキラ✨
PiazzollaのZumで踊るパレハ

Casa Blanca さん、規模として大き過ぎず小さ過ぎず、お店の雰囲気とダンサーさん達の衣装や照明演出バンドの演奏、全てひっくるめてかなりセンス良くショーアップされており、ダンサー、奏者ともにレベルの高いパフォーマンスを提供されているタンゲリアでした💮✨✨

生演奏、ダンス、歌、この黄金の三点セットでタンゴは大変立派な興行になるのですが、ここにお酒、お食事の要素が加わり、さらに会場の設えの良さなども加わると、かなり贅沢なショーになります✨✨
お食事もこちらでウントコサ素晴らしいステーキを🥩、、とかだとパーフェクトなんでしょうが、良質の食材の確保や腕の良いシェフを雇うとなると、もっとショーの入場料が上がるでしょうし、そこまでは追求されていないのか、お料理に関しては平均値と言った感じでしょうか。

さて、私にCasa Blanca に行くと良いよ❣️と言って下さったArielさん。Orqesta El Arranqueのピアニストである彼は、このCasa Blanca のハウスバンドのピアニスト兼音楽ディレクターでもあったのでした✨
クリスティーナさんの事件が無ければ、Casa Blanca の方に代役を立ててOrquesta の方で演奏されていた筈なのですが、不測の事態によりCasa Blanca に戻って来られていたのでした。

Arielさんと再会を祝して📸パシャ
私もダンサーさんに触発されポーズを取ってみました😂

そのようなわけで、Casa Blanca でもAriel さんの演奏を聴くことができ、嬉しい再会も果たした記念にテンション高めな記念撮影をパシャリ📸✨✨✨
素晴らしいショーは大喝采とともに幕を閉じ、お客様たちは三々五々にお帰りに。

ショー終了後の店内。カーテンは赤とばかり思ってましたが、黒かったのですね。ライトマジック😎

まだお食事の続きをされている方や、飲み足りないからお喋りしながらワイン飲んでます🍷な方もチラホラ。

Casa Blanca の在るエリアはタンゲリア密集地でもあり、他のお店がどんな風なのかを散歩がてら外から覗いてみよう❣️という事で、我々も白いお城を後にしました。

ラ・クンパルシータという名前のお店❣️中からはタンゴが聴こえて来ていました。
安定のテッパン老舗店Almacen
モリエールというお店✨この日はOrquesta Romántica Milongueraのviolinistaらしき人が演奏していたのかムード満点な音が聴こえていました🎻
大老舗のミケランジェロ‼️最近新装開店したそうです。
ミケランジェロの隣りにはこちらも老舗のタンゲリアLa ventanaが✨

驚きだったのは、Piazzollaの有名作品の1つであるMichelangelo 70’のタイトル由来となったお店、ミケランジェロが復活して新装開店していたという事です。さらに驚きだったのは、その隣りの老舗タンゲリアLa ventanaともども、このビルの連なり一角をごっそり買い取って新規ビジネスを展開しようとしているオーナーさんが居られるとの事‼️
この件はお店の前でチラッと聞いた噂話でもあるので、ミケランジェロ復活凄いなぁ✨今後どんな展開を見せてくれるのか大変楽しみだなぁ✨という程度に留めておこうと思います😉

さあ、ミケランジェロからくるっと裏手に回ると、しっとりとした佇まいのタンゲリアGALA Tangoがありました。
こういう素敵ノーマル✨な設えもまた粋な感じ❤️

Fabio Hagerがレギュラー演奏しているというGala Tango

どんどん歩いて行きましたら、道端に2つの人影が‼️

道端に美女2人✨
腰のくびれが人類を超越してました😂
道端に何かの書類のコピーが落ちていました。

万年筆かインクを使ったペンでサラサラ書かれた古そうな書類のカラーコピーが道端に転がっておりました😳‼️
何が書いてあるのか分かりませんが、エラい感じの何トカカントカArgentina と書いてある判子が押してあります。
今時のパソコンで作成する書類と違い、こういう筆記体の文書というのは風情があって素敵だなぁ、とゴミにまでウットリするヤバい観光客になる私でした😂😂😂😂

石畳の夜道は何ともムードがあります🇦🇷✨

さあ、夜歩き散歩もここまでです。

夜道を共にデートしてくれたブエノス在住Violinista 中村樹里ちゃんによると、危ない道で声をかけられないように危険回避するミラクルな方法があるのだとか。
それは、想像の限りを尽くして、うわーヤバそう!こんな奴近寄りたくないわ!!と思わせるような変顔をして歩く、というのです😆😆😆
時々独り言を喚いてみたりもすると更に効果的なのだそうな。
そのような訳で、2人の夜歩きは危険ゾーンに来るとサッと変顔を作りスタスタ足速に歩いてみたのですが、私ときたら、可笑しくって30秒と持たずゲラゲラ笑ってしまうので効果の程がどうだったか全然分かりませんでした😂
大阪だったら返って変顔故にツッコまれ絡まれそうかもしれません。知らんけど🤣

素晴らしいタンゲリア探訪と楽しい夜歩きのお話もこの辺りでお開きにしたいと思います。

長々と読んで頂きありがとうございました😊

次回は、街で見つけた飛び切りヘンテコなもの、可愛いもの、日本との比較文化(やっぱりサブカル的なナニガシ)を紹介したいと思います♪

良かったらまたら読んでくださいね❤️
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ではまた〜
Chau chau❣️

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