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Buenos Aires 2022 ~旅のつれづれ~その⑩オマケの最終章

こんにちは🌞大学時代は自動車工学部という謎のサークルに入っていたバヨリニスト外薗美穂です🎻

Buenos Aires 2022 ~旅のつれづれ~シリーズもその⑩にまで来てしまいました。
まだまだ引っ張り続けて書きたい気もするのですが(笑)、◯で囲まれた数字はマックスが⑩ということで、この回がラストとなる運命のようです(そんな理由〜?!😂)
そして大々的な最終章というよりは、つれづれ外伝的なノリで書いてみようかな☺️というわけで、自動車工学部だった過去から、最終章は

現役で走るパンクロックテイストなヴィンテージ車✨に見るアレコレ

について書いてみたいと思います。

ヴィンテージ車やらクルマ好き、ボロ車愛のある方は必見ということで😆さっそくやって参ります❣️

さて、ブエノス・アイレス滞在中に目にした物で、気になったものといえば、あちこちに停めてあるボロボロの車でした。

大体はフォード、シボレー、ルノー、フィアットなどの古〜い外車なのですが、乗り捨てられてるのかな?と思いきや、盗難防止のための策がハンドルに施されていたり、まだまだ現役なんだなぁと推察できるものが沢山ありました。

フロントガラスが反射して見えませんが、こちらの車にはハンドルに盗難防止のレバーが付けてありました🚗
鍵を付けているのはボンネットを開けやすくする為なのかオシャレなのかは謎🤔

塗装もギリギリのヤバさですし、錆も回って来てますが、まだまだ頑張ってる姿に誇り高さと気概を感じます✨✨✨

名誉の負傷か?!
後輪が半分隠れているデザインは70年代に流行ったのかしら✨
完全にボコってますね😂
テールランプ・ウインカー共に死んでそうです💦

道路には普通に今時の自動車も走って居ましたが、そんな車たちに混じってボロ車も違和感なくスイスイ走っておりました。
違和感の無さの正体は、おそらく普通の今時の自動車でもピーカピカ✨に洗車されたものにあまり出会わなかったからかも知れません😆

日本だと、汚い車に乗っていると悪目立ちしちゃうとか、ちゃんとしてないと思われてぞんざいに扱われそうだから綺麗にお手入れしておく、なんて人が多いのかも知れません。
また、何年か毎に厳しい車検があり、まだ数年しか乗って居ないのに何十万キロ走ったから買い替えましょう、という具合に長く同じ車に乗ることがなかなか叶わないのが現実です。もちろんテールランプ壊れたまま、とかウインカーがヤバいなんてのは車検に通りませんから、そのような状態でパンクロックみたいな車が堂々と公道を闊歩するシーンを見かけることもないわけですね☝️

また、日本は鉄道やバスなどの公共交通機関が充実していて、すごい過疎地の山奥や僻地に行く場合を除いては、不便ではあるけど何とか辿り着けますが、アルゼンチンの御国事情だとそうはいかないようです。
ブエノス・アイレス市内をウロウロするのは市バスや地下鉄があるので何とかなりますが、郊外に行くには鉄道が殆どなく、しかも郊外より少し先は広大な大平原が広がっており、郊外に用事があるの!という人にとっては、やはり車は絶対必需品で、とにかくガンガン走ってくれるクルマが要るわけです。

板金屋さんというのか?車の修理屋さんがありました!
こちらも古そうなクルマ

それにしても、パワーステアリングなども無さそうな時代の車を直して直して、ひたすら乗り続けるのには、何か特別な理由でもあるのかしら🤔❓とふと考えました。
ヴィンテージ車が好きだー❣️❣️❣️とか、馴染みまくりの相棒だから、離れられないんだよー💕とか、どうやら、そんな理由だけでも無さそうな感じです。

これはシボレーのピックアップトラックでしょうか✨
C3100ピックアップトラックだとしたら50年代のものですから、ざっと70歳くらいの車です😳😳😳😳

タンゴフェスティバルのコンサート会場に向かって歩いていると、板金屋さん?車修理店の前で何とか車を直そうと頑張っている人々を発見‼️

現場の空気感としては、ヴィンテージだという事で古い車をチヤホヤするといった感じではなく、とにかく動くように直して乗らなくちゃ‼️なのよ、といった感じの雰囲気でした。

ところで、、
そういえば、昔こんな映画を見たことを思い出しました。

数年前に『人生スイッチ』という邦題で、日本でも上映されたアルゼンチンとスペイン合作のオムニバス映画(原題はRelatos Salvajes )の中に、大平原でエライコッチャ‼️な事件が起こるという話があったのです。
詳しくは映画を🎬ご覧になって頂きたいのですが、劇中に、大平原をスイスイ走っていたお金持ちの人が運転するアウディがパンクし、ロードサービスに電話をし助けを呼ぶもなかなか来ず、お手上げ状態になり、高そうなスーツに身を包んだ主人公は自分でタイヤ交換を試みる、といったシーンがあったのです。
現実に、行けども行けども大平原のようなところを運転中にこんなアクシデントに遭遇したら、ロードサービスの車が到着して車を修理してくれるのを待つのに一体何時間かかってしまうのでしょうか。後続車や、対向車も滅多に通らないような、だだっ広ーーーい大平原です😰😰😰😰

整備知識や経験が無い場合に、自分でタイヤ交換するって、それ、その後の膨大な走行距離に耐えられる技術なの?!という点も冷や汗タラリです。

ちなみに、この主人公がパンクのアクシデントの前に、眼前をヨロヨロ走るクレイジーな雰囲気のボロ車を煽り、追い抜きざまに罵声を浴びせかけてしまったものだから、その後パンク修理の間に追いついて到着した、さっきのボロ車の人の復讐劇が始まっちゃう😱😱😱😱という内容なのですが、、、

ネタバレ🎬はーいカットぉ〜

この事からも分かるように、大平原を走らなくちゃいけない場合に、コンピュータ制御機能付き見栄え美しく高性能な高級車は、不具合で動きませんのアクシデントがあった場合にはきっと大変不便なものになってしまうのですね。
それに引き換え、最低限の装備で組み上がった昔の車は、構造がシンプルな分、整備のやり方が分かり易いのではなかろうかと☝️

ヴィンテージ車はヴィンテージとしてチヤホヤするのではなく、走って貰わなくちゃ困るのよ!な理由はこんなところにもあるかも知れないな、と思ったのでした。

夫は、ビンボーだからだよ、とひと言の元に片づけておりましたが😂😂😂なんのなんの、捨てないで、直して直してまだまだ使う❣️って素晴らしいじゃないですか💕

これが超合理主義の発想なのか勿体ないの精神なのかはナゾですが、どこまでも直して使う精神は昭和より昔に捨ててしまったかもしれない日本人。もう一度この心を取り戻して、物を大切にしなくちゃ✨と、教えられた気が致しました❤️


さあ、10回に渡り綴ってまいりましたBuenos Aires 2022~旅のつれづれ~シリーズもこれで完結となりました✨
長々と読んで頂きありがとうございました😊💕

つれづれ終了と共にアルゼンチン🇦🇷での日々も遠くなり、とっても寂しいです😭😭😭😭😭
次なる渡亜の日を夢見つつ。。

しかし、日常の中にも面白い発見や出会いが溢れているので、次回以降はまたそういった徒然を書いて行きたいと思います✨😘
宜しければ、また読みにいらしてくださいね💕
スキ、フォローも大歓迎です❣️❣️❣️

最後の最後は、帰りの便を待つエセイサ空港🇦🇷にて、子どもが自由に乗って遊べるワーゲンのミニ電気自動車をパシャリ📸✨
なかなか乗り心地良さそうでした❣️


ではでは、またまた〜
Hasta la vista✨✨✨



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