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死後のリスクマネジメント

vol.1とvol.2では、もしものことを想像し、エンディングノートの必要性を記しました。
自分の死後、大切な人の死後を想像し、何を思いましたか?

もちろん、エンディングノートを書くことは強制ではありません。
ある程度書いておくと損は無いかと思います。
恋愛に例えると、片想いで終わるか、両想いで終わるかの違いですね。
書かずに死んだ場合のリスクを挙げてみます。

リスク①
私自身、ノートを書いてみて、困ったことがあります。
遺影にしてほしい写真を貼付するスペースがあるのですが、この遺影にしてほしい写真がまぁ見つからない。
変顔ばっかりだし、昔の写真は掘り起こしてほしくもないし(眉毛が無いから)、ロクな写真がありません。
「今死んだらたまらんな…」
と、思いました。

その時から、「年に1度くらいはマトモな写真を撮ろう」という目標ができました。
写真を指定しておけば、葬儀をする時に、変顔の写真や、眉毛の無い写真、デブに見える納得がいかない写真を使われることもありませんね。
一安心です。
遺族としても、遺影に使う写真を探す手間が省けます。
時短です。

ちなみにですが、この時に、家族写真も撮っておくといいかもしれないと思いました。
離れて暮らす子の立場からすると、両親の写真って本当にどこにあるのか、見当が付きません。
私の家の場合、あったとしても、何年何十年遡らないと見つからない気がします。
何かにつけて写真を撮っておくと良いですね。

リスク②
他に葬儀の希望なども書いておきます。
例えば、葬儀の生前予約をしていても、予約をしていることを遺族が知らなければ無駄になる可能性があります。
予約をしていないのであれば、どんな葬儀を希望するのか書いておくと、遺族側は故人の意思を汲むことができます。
また、それだけで少しでも考えなければならないことが減るので、負担も軽くなりますね。

他にも沢山リスクはあります。
どこの保険に入っているのかわからない、SNSが閉鎖できない、など。
死後のリスクを考えると、今から行動を起こすことの大切さを思い知らされますね。

次回は、ノートを書いていなかった場合の生前のリスクを挙げていきます。


★vol.1 今この瞬間、自分が死んだら  を読む★
★vol.2 今この瞬間、大切な人が死んだら  を読む★

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