【完全版】国公立大学院(情報系)の院試の対策・内情を合格後の内部生がまとめました
初めに
こんにちは。ゆうき(@engieerblog_Yu)です。
autotechを運用中です。
先日院試を受けて、無事合格したので、ログを残しておきたいと思います。
今回の記事は以下の内容についてまとめました。
倍率・ボーダー
日程・試験内容
試験対策
外部生の方、学部の中での情報があまりない方に、かなり参考になる内容になったので、ぜひ最後まで読んでみることをおすすめします。
※私は神戸大学の工学院を受験しました、ご参考までに。
日程
院試の日程は以下です。
1日目
・数学 9:30~10:50(80分)
・専門 12:30~14:30(120分)
二日目
・口頭試問 14:00~
院試の内容と配点
院試の内容と配点についてはこのようになります。
数学(150点満点)
専門科目(200点満点)
英語(TOEIC)(100点満点)
面接(合or否)
一つ一つこれから具体的に紹介していきます。
数学で出題される分野
数学は以下の分野から構成されます。
微分積分
線形代数
複素関数
常微分方程式
高校までの数学(特に微分積分)ができている前提で、大学で学んだ内容ができているか問われます。
問題は頭をひねるというよりも、教科書がしっかり理解できているかを試されるような印象があります。
数学は専門科目などに比べて問題が幅広いため、しっかり基礎を固めましょう。
個人的なおすすめはマセマシリーズです。
数学は教科書を使ってしっかり基礎を固めるべし
また私が受けた大学院では、数学は工学部で全て同じ問題なので、基礎をしっかり固めることが重要でした。
専門科目で出題される分野
専門科目は以下で構成されます。
制御工学
数理計画
コンピュータシステム
アルゴリズムとデータ構造
これは基本的には過去問を解いたほうがよいと思います。
私の場合、制御工学は毎年似たような問題で、本番も数年分の過去問が組み合わされて出題されていました。
外部受験を考えている人はなんとかして過去問を手に入れましょう。
ESCAPEなどの院試サークルに所属したりして手に入れるのがおすすめです。(自分も外部受験を考えていた時にお世話になりました。)
また研究室訪問などで手に入れるのが良いでしょう。
専門科目は過去問で対策すべし
私の受けた大学院は、これまで専門科目は過去問が主軸でしたが、令和から傾向が変わったため、教科書の内容も出題されるようになりました。
英語
英語はTOEICの点数が100点満点で換算されます。
大切なのは1ヶ月前の出願までにスコアの認定書が届いていないといけないということです。
つまり、院試の日程の大体2ヶ月前までにTOEICを受け終わっていなければなりません。
風の噂では、私の大学院のボーダーは600点あたりと言われています。
工学院であれば、どこの大学院も700点あれば足切りされることはほとんどないと思います。
他の科目で巻き返すことももちろん可能ですが、TOEICは、試験前に唯一点数を上げられる科目なので、700点〜800点あったら気が少し楽です。
以下再喝です。
認定書が必要なため、出願の大体2ヶ月前までにTOEICを受け終わっていなければならない
ボーダーは600点程度という噂←(あくまでも噂です)
面接
以下、先輩から引き継がれている口頭試問の内容を公開します。
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