Re:Re:Re:Clothes 2022
不要になった服をわた状に戻して今ほしいものに作りかえることにチャレンジするプロジェクト「Re:Re:Re:Clothes」。2022年春頃にスタートし、DIYで反毛できたらなにかおもしろいことになるのでは?という予感だけで突き進んだ約8ヶ月の活動を紹介します。
DIY反毛機の開発(5月)
つくりました、DIY反毛機。荒く引き裂く道具(左)と、細かくふわふわにするためのドラムカーダー(右)です。
VIVISTOPの活動は、子どもたちと共に作る・探究するスタイルが基本ですが、反毛機製作は大人(私)ががんばりました。これがないと、はじまらないですからね!
自由研究(7-8月)
できたばかりのDIY反毛機を使ってできることを、手探りで一緒に検証する仲間を募集しました。そのまま自由研究や工作など宿題にもなるよ〜という夏休み企画です!
食べられないパン(11月)
反毛したリサイクルウールを材料に、フェルト用ニードルを使ってフェルト化させられることが分かったので、これを活用したワークショップを実施しました。
中央線沿線のパン屋さんが大集合するイベント「中央線パンまつり2022」にあわせて、フェルトで「食べられないパン」を作りましたよ〜!
リサイクルウールペーパー(10月/12月)
反毛したリサイクルウールは、繊維が短く、しかもするするとすべってしまって、手紡ぎで糸にするのがとても難しい。それならいっそ、糸にすることにこだわらず、別の素材として活用する方向を模索するのはどうか?シート状にすると使いみちが広がるのではないか?
というわけで、紙すき実験をスタートさせました。リサイクルウールに牛乳パック由来のパルプ30〜50%を混ぜてシート状にしています。
まままラジオ(11月)
「こがねいコモンズままま」の取り組みである、まちなかネットラジオ「まままラジオ」に取り上げていただきました。まままラジオは、小金井にゆかりの方々の人柄と気持ちが伝わるすてきなローカルラジオです。
VIVISTOPのことや反毛のことを、じっくりお話しさせていただきましたので、作業のおともによかったらお聴きください。
予定外を楽しみながら
プロジェクト始めた当初は、DIY反毛して糸に紡ぎ直すことを考えていましたが、8ヶ月経ってできたのはフワフワした触り心地の紙でした。あれこれ試行錯誤しているうちに、気づいたらそうなってしまっていた。そうやって予定外のことにチャレンジしていくのが何よりもおもしろい。
VIVISTOPでやるなら、誰も答えが分からなくて、作ることを通して次のアイデアが紡がれるような、そういうことにチャレンジしなくっちゃね!
引き続き、衣服の未来をおもしろくするアイデアを紡ぎ出すようなプロジェクトに育てていきたいと思います。一緒に試行錯誤する仲間はいつでも募集中です!