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マネジメントをする為の5ステップ

「マネージャーに必要な資質は、真摯さである。」

「成長には準備が必要である。いつ機会が訪れるかは予測できない。準備しておかなければならない。準備ができていなければ、機会は去り、他所へ行く。」

これらは、ドラッカーの経営書「マネジメント」である。

そう、今回は、岩崎夏美著「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」をもとにマネジメントをするための5ステップを紹介します!

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マネジメントの立ち方「3つの役割について」

まず5ステップの前に前提を1つ。。。

マネジメントには3つの役割があります。

役割➀:自らの組織に特有の使命、すなわちそれぞれの目的を果たすために存在する。

役割②:仕事を通じて働く人たちを生かす。現代社会においては、組織こそ、一人のひとりの人間にとって、生計の資、社会的な地位、コミュニティとの絆をてにし、自己実現を図る手段である。

役割③:自らの組織が社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題の解決に貢献する。

ここが基礎になります。
では5ステップのスタートです!

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マネジメントの第一歩「組織の定義付け」

組織において、共通のものの見方、理解、方向付け、努力を実現するには、「我々の事業は何か。何であるべきか」を定義することが重要です。

企業は、顧客が財やサービスを購入することにより満足させることが、使命であり目的です。したがって「我々の事業は何か」との問いは、企業を外部すなわち顧客と市場の観点から見て、初めて応えることができます。

「顧客は誰か」との問いこそ、個々の企業の使命を定義するうえで、もっとも重要な問いとなるのです。

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マネジメントの第二歩「マーケティング」

企業の目的は、顧客の創造です。したがって企業は、「マーケティング」「イノベーション」(←第五歩で説明します)という2つの基本的な機能を持ちます。

真のマーケティングは、「顧客は何を買いたいか」を問います。すなわち、現実欲求価値からスタートします。「われわれが何を売りたいか」ではなくて、「顧客が何を買いたいか」を問い、「我々の製品やサービスにできることはこれである」ではなく、「顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足がこれである」と言います。

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マネジメントの第三歩「マネジメントの組織化」

人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることであり、組織の目的は、人の強みを生産を生産に結びつけ、人の弱みを中和することです。

そして、専門家(上司)には、マネージャーが必要であり、チームメンバーにはそれぞれの強みを生かして、担当を持ち成果に責任を持たせることが重要です。それは、専門家(上司)のアウトプット(知識・情報)を他の者のインプットにしなければ成果は上がらず、自らや作業者集団の職務の設計に責任を持たせることで成功するのは、彼らが唯一の専門家である分野において、彼らの知識と経験が生かされるからでなのです。

さらにマネジメントは、生産的な仕事を通じて、働く人たちに成果をあげさせなければならなりません。仕事には「働きがい」が必要で、働きがいを与えるには、仕事そのものに責任を持たせなければならない。そのためには ➀生産的な仕事 ②フィードバック情報 ③継続学習が不可欠 なのです!

成果とは百発百中のものではなく、長期のものです。すなわち、まちがいや失敗をしない者を信用してはならないのです。人は優れているほど多くの間違いをおかすが、優れているほど新しいことを試みています。

新しいことを試みているのであれば、それぞれの担当分野において、最終的な決定権を彼らに持たせなければなりません。

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マネジメントの第四歩「業務内容の改善方法」

「競争・結果・責任」を取り入れることで生産性があります。
そしてさらに改善していくには、下記4つの方法が挙げられます。
➀分析(仕事に必要な作業と手順と道具を知らなければならない)
②総合(作業を集めプロセスとして編成しなければならない)
③管理(仕事のプロセスのなかに、方向づけ、質と量、基準と例外についての管理手段を組み込まなければならない)
④道具

また、管理の方法の1つとして、自己目標管理という方法があります。これの最大の利点は、自らの仕事ぶりをマネジメントできるようになることです。自己管理は強い動機づけをもたらし、最善を尽くす願望を起こさせるのです。

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マネジメントの第五歩「イノベーション戦略」

イノベーション戦略は、既存のもはすべて陳腐化すると仮定します。したがって既存事業についての戦略の指針が、より多くのものであるとすれば、イノベーションについての戦略の指針は、より新しくより違ったものでなければならなりません。そのため、古いもの、死につつあるもの、陳腐化したものを計画的かつ体系的に捨てることが必要です。

イノベーションを行う組織は、昨日を守るために時間と資源を使いません。昨日を捨ててこそ、資源、特に人材という貴重な資源を新しいもののために解放できるのです。

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まとめ

組織構造は、組織のなかの人間や組織単位の関心を、努力ではなく成果に向けさせなければなりません。成果こそ、すべての活動の目的でだからです。成果より努力が重要であり、職人的な技能それ自体が目的であるかのごとき錯覚を生んではいけません。仕事のためではなく、成果のために働き、贅肉ではなく力をつけ、過去ではなく未来のために働く能力と意欲を生み出すことが重要なのです。

これを読んでくださった皆様は、きっと自分自身の現状と照らし合わせて読んでくださったかと思います。より詳しく学びたい方は、ぜひ、岩崎夏美著「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読んでみてくださいね。大変分かりやすいです!





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