「ともにサービスを創っていく」ー食べチョク最古参のベジLIFE!!に聞いてみた!
2024年1月17日(水)に株式会社ビビッドガーデンは「2023食べチョクアワード」を開催いたします。
ベジLIFE!!さんは、食べチョクのサービスがスタートして約6年間、食べチョクのサービスを長年利用いただき、ここまで一緒に食べチョクを作ってきました。
本日は、ベジLIFE!!の香取さんに「長年見てこられた生産者から見た食べチョク」や「ここ数年の変化」についてお話を伺いました。
(インタビュアー:マーケティングチーム/マーケター 大森)
食べチョクとの出会い
ーー 2017年10月頃に食べチョクへご登録いただきました。まず、食べチョクを利用しようと思ったきっかけについて、お聞かせください。
ベジLIFE!! 香取さん:
食べチョクへの登録は、スタートアップセミナーがきっかけでした。
そのイベントで、秋元さんが生産者を大事にするECサイト立ち上げについて話していたのを聞いたのです。その時は少し記憶に残る程度だったのですが、別のタイミングで直接会う機会がありました。
そこで秋元さんご自身が農家の孫娘だったことやECサイトのビジョンや想いに共感したのです。特に「生産者ファースト」と掲げているところが一番の決め手でした。
言葉だけではなく、実際に当時は秋元さん自身も飲食店への営業に行かれていたり、珍しい商品を売るときにレシピを一緒に作ったり、カスタマイズして出品する提案をしていたりと、生産者のために時間やお金を投資していたことがすごく印象に残っています。その献身的なサポートを見て、他のECサイトもありましたが、食べチョクに決めました。この話もかれこれ6年ほど前ですね。
変化を楽しみながら強さに変える
ーー そこから月日は経ちましたが、どのように変化を感じていますか?
ベジLIFE!! 香取さん:
まず、今も変わらないところとしてはビビッドガーデン社員の人が、農業を学ぶ意欲があることです。現場を知るために今もうちの畑まで来て、一緒に作業することがあります。
これは食べチョクがスタートしてからずっと定期的に続いています。援農は食べチョクスタッフや食に関わる学生さん達に来ていただいて、畑で作業をした後にお酒を交わすこともありました。秋元さんの生産者を大事にしてるアイデンティティが、今も引き継がれているのかなと思っています。
今は登録されている生産者が増えているので個々の生産者とのコミュニケーション密度は変わっているかもしれません。しかし生産者ダッシュボードの機能改善や口コミ機能など生産者のサポートをする形は、昔と体制が変わってもスタンスが変わらないことがすごくうれしいです。
あとは、もう一つはシステムの開発、改善スピードは変わらずに早いです。気になることや何かしらのリクエストをすれば、想像以上に早く対応してもらえています。これはずっと変わらないですね。もしかしたら、これは僕が強くCTOの西尾さんに言ってるからかもしれませんが…笑
全員の意見を反映して、機能を変えるのは大変だと思いますが、当時から生産者の声をサービスに反映させるのが早いと思っています。
ーー 逆に変わったことはありますか?
ベジLIFE!! 香取さん:
たくさんの変化はありますが、その中でも食べチョクスタッフの関わるメンバーが変わっていくことは少し寂しさを感じます。実際もっと一緒に仕事をしたかった人もいました。スタートアップだから変化は早いし、仕方ない部分もありますが、やっぱり寂しいですね。また、変わったことと言えば、自分たちのことですが、ここ数年の食べチョク上での売上は変化してきました。新型コロナウイルスの流行によって一気に売上のベースは上がりました。ここからさらに伸ばしていくには自分たちの改善も必要だなと感じています。
定期購入にしてもコンシェルジュサービスにしても変化がないと消費者の方も飽きてしまいます。そのあたりの工夫はまだうまくできていないところもあって、改善が必要だと感じた数年でした。そのうえで、自分たちも他力本願ではなく、自分たちで工夫をしていこうと思っています。あえてざっくばらんな言い方をすると「食べチョクをうまく利用する」という状態を目指そうと。
最近は、野菜のセット販売を自社のECを使って、売り、発送せずにこちらまで取りに来てもらう取り組みをしています。食べチョクではより多くの人や遠方の方まで届けて、近場の方には直接注文して取りに来てもらうように棲み分けています。食べチョクとは違うターゲットにうまくアプローチできるんじゃないかなと思って進めています。
ーー そうなんですね。そこは食べチョク是非頼ってください!と言いたいところですが…笑 僕らももっと改善できるように頑張ります!ちなみにこの6年くらいで最も印象に残っている出来事はありますか?
ベジLIFE!! 香取さん:
ちょうどコロナの時に飲食店が止まって、本当に苦しい時期があったんです。これは本当に多くの生産者がそうだったと思いますが、我々も例外なく、苦しい時期でした。当時はメディアの方が来て、飲食店が止まって在庫が余って、困っているという話をよくしていました。
ただ、そのとき、食べチョクが生産者応援の文脈で広報活動を頑張ってくれたので、注文が殺到しだしたのです。ついこの前は、在庫が余って困っていると話していたところ、1カ月後には注文がきすぎて逆に困っています!という別の形でインタビューを受けたのが印象的でした笑 どちらも困っていることには変わりなかったのですが、状況が全然違うことにうれしい悲鳴でしたね。
大事にしたいつながり
ーー 食べチョクを利用していただいている生産者さんの中でも特に食べチョクスタッフと距離が近いと思うのですが、やっぱり長年利用いただいているからでしょうか?
ベジLIFE!! 香取さん:
もちろん、それもあると思います。ただ、援農を通してコミュニケーションをとる機会が多いことが、今の関係性に至る大きな理由かなと思います。
実は、昔の話ですが、自分が情報学部にいたときにインターンでいろんな会社で働いていたのです。コミュニケーションは密なのですが、オンラインが中心でした。それはそれで良いのですが、やっぱり、腹を割って話すのは対面のほうが意志が伝わりやすいと思いました。そのため、畑のようなオープンな場でコミュニケーションを取りたいと思っています。
おそらく、そういう体験を食べチョクスタッフと援農を通してやってきたことが、今の関係性につながっているのかなと思っています。
ーー そうだったのですね。ありがとうございます。最後に今後のベジLIFE!!さんが挑戦したいこと、やりたいことについて教えてください!
ベジLIFE!! 香取さん:
同じ業界にいるいろんな人と話をしたい、特に志が高い人と出会えるとうれしいな思っています。
最近、全国の有機農家さんたちと座談会をしたり、懇親会をしたりして盛り上がる機会があり、栽培方法の情報共有や社員のマネジメントの話とか仕組みの話など本当にためになるし、ビジネスの種が沢山落ちているなという実感もあります。そういったことを食べチョクさんでも行ってもらえるとうれしいです。
生産者に普段関わっている人が中心に推進するとなるような形が良いのではないかなと思っています。もちろん、これは生産者だけじゃなくて食べチョク運営側の人とがつながる仕掛けにもなると思いますので、一緒にやりたいですね。楽しみにしています!笑
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