オフィス世界で空室の山

2023年6月11日 チャートは語る

要約

世界のオフィス市況が厳しい。
リーマン危機などの前回のピーク時を上回っている都市が10都市もある。
日本はその都市には入ってはいないが、オフィス以外にもホテルや商業施設の稼働も低下しているという。

米を例にすると、オフィスを使用しているのはセールスフォースやツイッターなどのIT産業。
IT産業への依存度が高い。

ここで懸念されるのは金融への飛び火だ。
商業施設ではテナントの退出で収益力が落ち込んだ。
借り換えが難しい不動産保有者は売却を迫られ、価格下落に。
銀行は担保価値が減り、融資の回収が困難になり銀行が経営問題に発展。
融資が絞り込まれ景気悪化に-

街のにぎわいが薄れてると共に危機の芽が育っている

感想

コロナ渦の日本でもテレワークが広まって会社に行く機会が減ったという声をよく聞いていた。
最近は夜のにぎわいもコロナ前に戻っているのを見ると、テレワークも見直されオフィスの出勤する人が増えたのだろう。

でも海外はそうではないところが10都市もあるのは驚き。
何故なのか。
シンプルに会社の経費で考えてコスパがいいからというのはありそうだ。
絶対的価値である"時間"というものが更に価値を増しているにすぎない。
その価値は企業の"付加価値"で上回らない限り"時間"は賭けられない。

オフィスの利用が減り、人と人とが顔を合わせなくなることで会社の団結力が士気が下がることはあると思う。
となると企業力も落ち、これもまた悪循環になるのでは?

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