エッセイ"発達障害だから。"
発達障害だから私はこんなんでも幸せだ。
と思う。しかしそれはたまに自己犠牲にもなる。
悪夢と夢遊病のことを10年診てもらってる主治医に話したら、すぐ寝る前のお薬変えましょう、と言った。
いつもは薬変えてほしいと言ってもしてくれない先生が自ら"変えましょう"なんて言わせた私。
結構ボロボロなのか。
私は多分昔から幸せ追い続け追い続け、挫折しまくって、それが発達障害だったからだってわかって。
発達障害って診断されて安堵もあったけど、同時にだからあんなに人の何倍も頑張ってもだめだったのか、お前はダメ人間だったんだ、と過去の努力をトラウマ夢に変えた瞬間でもあった。
私は努力は必ず報われるとは思わない。昔はずっと叶うと信じて何がなんでも犠牲にしながら這いつくばってきたのに。
私の10代と20代は無いようなものになった。
今は将来に夢をもってるわけでも無く、ただ毎日を生きているという小さな幸せを味わって生きてる。惰性。
ただ守りたい大切な人がいてやることやって達成感で寝て。部屋を小綺麗にして。季節が移り変わるのを繰り返し。目標もなく。
ただ悪いことが起これば、
多分私が起こしたと思うからこっちで片しとくから気にせずにね、ごめんね。
と笑う。
だけどその生き方で充分だ。とても満ちている。
傷つきすぎたんだ。
ハッピーエンドまで満ちて生きよう。
もう努力なんてしない。
発達障害だから。
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