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【カナダワーホリ】 『ワーホリ出稼ぎ』報道について思うこと…#4


はじめに

こんにちは。
2024年7月にワーキングホリデービザでカナダに入国をした“だよ”です。日本でしていた仕事を退職して“カナダワーホリ”を始めた北海道札幌市出身の24歳です。今回は、以前からテレビで話題になっている『ワーホリ出稼ぎ』の報じ方について。トロントの生活についてまだまだ紹介したいことがあるのですが、先に書かせていただきます。

自己紹介・カナダに来た経緯はこちらに詳しく書いています。




ワーホリ出稼ぎとは

1年間滞在可能で就労時間無制限のワーホリビザ。これを使って給料が高い国で働いて貯金をすることです。人気のワーホリ渡航先でかつ日本と比べて物価・給料が高いオーストラリアやカナダに行く人が多いです。

給料

オーストラリアの給料

最低賃金、時給24.10オーストラリアドル(約2361円、1豪ドル=約98円)(2024年7月1日改訂)
土日祝日や雇用形態などでさらに時給が上がります。

カナダの給料

州によって違いますが、トロントがあるオンタリオ州の場合
最低賃金、時給16.55カナダドル(約1771円、約1カナダドル=約107円)
※2024年10月1日から17.20ドルに引き上げ

オーストラリアより最低賃金が低いカナダにはチップ文化あります。時給で働いた給料よりチップの額の方が多かったという人もいるようです。もし給料と同じだけのチップがもらえたら合わせて時給33.10ドルになりますね。私には到底無理なので非常に羨ましいです。

どちらもいいところがある

稼げる能力があるならばオーストラリアの方が夢はあると思います。オーストラリアで月100万円稼ぐ人は聞きますが、カナダで月100万円はさすがに聞かないです。ただ、同じ雇用主のもとで1年間働けるカナダに対してオーストラリアは6ヶ月までしか働けません。つまり1年間あるワーホリビザだと一度は転職を考えなければいけないのです。2年目以降のビザを取る場合は、3ヶ月間決められた業種で働く必要があるので、引っ越しをする必要も出てくるでしょう。

オーストラリアで特に稼げる雇用形態『カジュアル』についての説明はこちらのサイトがわかりやすいです。


ワーホリ出稼ぎを報じるマスメディアについて

ここからが本題です。『ワーホリ出稼ぎ』について報道するマスメディアについて思うことがあるので書かせていただきます。記事の内容を要約して記載します。

記事の要約

『日本の2~3倍の給料』『月100万稼いだ』
日本と比較して高い最低時給のオーストラリアやカナダで稼ぐ人が増えています。なぜなら円安のいま、日本円換算だと最低賃金がとても高くなっているためだ。さらに英語を学びながら仕事ができるという環境も後押ししている。実際に渡航者数も増えていて、過去最多となっている。
その一方で…
『仕事が見つからない』『金が尽きて日本に帰った』
ワーホリで世界中の人が集まったことから家や仕事が見つからなくなっているという現状もある。仕事が見つからず金が尽きて帰国した人に取材をした。仕事が見つからなかった理由は、英語力はもちろん仕事で使うスキルを持っていなかったためだと話す。実際、飲食店で働こうとしたが、その経験はなかった。

ネットで叩かれる

報じると、Youtubeやヤフコメでさまざまなコメントがされます。大体、批判系なコメントが多いですね。
「浅はかな考え方の人ばかりで草」
「ぶっちゃけ、日本でダメな奴は世界でもダメ。」
などなどのキツいコメントが複数。

思うこと

煽りすぎなマスメディア

ワーホリいいよね〜海外いいね〜という記事を出したかと思えば、ワーホリで仕事がなくて炊き出しに並ぶたくさんの日本人という内容の記事。

修羅の国インターネット

匿名でコメントができるのでひどいことを平気で書いてきます。特にヤフコメは民度が最悪です。日本から出たことないような人が文句を言っていて本当にダサいです。

茶番劇

ワーホリのいいところを紹介したあと、厳しい状況も説明して最後にネットでいろんなコメントがされるというこれらの茶番を見てて痛々しいなと思っています。

なぜオーストラリアがよく取り上げられる?

ワーホリ出稼ぎ系の記事は、各局さまざまな理由があると思いますが、オーストラリアのものだけです。カナダですら取り上げられることはありません。考えられる理由としては

・英語圏
・ワーホリ先として人気
・日本から近い
・給料が高い

といったところでしょうか。

土日が1.5倍、祝日だと時給が2倍になる最低賃金はカジュアルだと日本円で6000円近くなりますしテレビ映えしますよね。他にも、日本から近いので取材の時間と費用が抑えられるというのがあると思います。

気にしても仕方がない

マスメディアは正しいことを報じている

オーストラリアやカナダの給料が日本より高いのは事実。また、仕事を探すのは大変だし英語力がある方が良いのも事実。私が今後求める報道は、うまく行っている人か大変そうに暮らしている人だけでなく平均的な人への取材です。ただ、極端でわかりやすい方が報じやすいですし、興味をひくので仕方ないんですよね。そこはとても理解できます。実際、再生数・PV数がとれているはずなので商売としては成功です。私がマスメディア側の立場だったら絶対にそうしています。

ワーホリを目指す人は自分で情報を掴みにいこう

ワーホリはとにかく情報戦です。昔と違い、たくさんの人がワーホリに関することを発信しています。Youtubeとにらめっこしながらビザの申請をしていた私にとっても非常にありがたいです。渡航前後にすること・仕事探し・生活に関することなど、なんでも転がっています。他にも知り合いのワーホリ・留学経験者に話を聞くのもいいかもしれません。報道されたことを鵜呑みにしないように。一度しかない人生、海外に行くことを決めたならぜひ頑張ってください!

最後に

読んでいただきありがとうございます。以前、マスメディアの関係者とお仕事をしていたので、こんなことを書くのも少し気が引けます。
週2程度の発信を目標としていますが、疲れてめんどくさくなったら、、、そういうことです。もし、気になること知りたいことがあればコメントください、わかる範囲でお答えします。返信速度はカメさんです🐢

次回予告

次回こそは、トロントの交通機関TTCについて書くかもしれません。


また会いましょう。

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