普通に生きるのが難しい現代人の悩み
普通が難しい理由
現代社会は『普通に生きること』が難しい。
では、まず普通に生きるとは何か考えていく。
生物学的には空気を吸って、水を飲み、野菜やお米を食べ、寝てを繰り返すのが普通に生きるということ。
空気、水、野菜、お米、これらは自然発生してくるものであり、自然環境が整っていれば手に入るものだ。
しかし、現代では、水、野菜、お米などを手に入れるためにはお金が必要である。もちろん住居、衣服、医療などもお金が必要。
つまりお金が絶対なのである。
ここで見ているのは『普通に生きる』ために必要なもの』はなにか。
お金を得るためには仕事をしなければならない。そして多くの人々が日々ストレスを抱え働き続けている。
動植物と人間の違い
なぜ、同じ生き物の中で、動物や植物と違って、人間だけが普通に生きるために、お金が必要となったのか。
それは、人間が動物や植物とは違う世界で生きているいるからだ。
しかし、人間は自然界とは異なる世界を作り出した。これが社会。この社会において、お金は生きるための必需品となった。
例えば、野生動物は自分たちで食料を探し、天候に合わせて適切な場所に避難することができる。
彼らは自然環境に適応して、生き抜いています。
一方、人間は、自分たちで食料を探して作ることができなくなっています。(※1)現代の多くの人々は、スーパーマーケットで食料を購入しています。
また、人間は水道やガス、電気など、科学文明を発展させて利便性も享受しており、これらもお金を払う必要が出てくるのです。
※1.料理をすることはできるが、野菜を育てたり、お米を作ったりすること。
こうしたことから、現代社会において、お金が必要であることは避けられません。
しかし、お金が必要であることが、生活を豊かにすることを意味するわけではありません。
むしろ、お金を得るために働き続けることが、ストレスや疲れ、孤独などを引き起こすこともあります。
現代社会はこのままでいいのか
現代社会において、多くの人々がお金を追い求めるために、仕事に打ち込み家族や友人との時間を削ることもある。
長時間労働や過剰な仕事量は、ストレスや疲れ、病気を引き起こす原因となったり、孤独感や焦燥感を引き起こし、健康に悪影響を与える。
さらに、現代社会では、物質的な豊かさを求める風潮がある。買い物や消費活動が当たり前になり、過剰な消費が環境問題を引き起こすこともある。
これらの問題が積み重なり、現代社会においては、お金と豊かさの関係を見直す必要があると考えられる。
ではどうすればよいのか。
お金や物質的な豊かさの追求が、人間を幸せにするとは限らない。
むしろ、人間が幸せを感じるためには、仲間や家族、自然と触れ合うこと、自分の才能や趣味に没頭することが大切だ。
人間は自然と触れ合うことによって心身ともに癒され、才能や趣味に没頭することによって、達成感や充足感を得ることができる。
これらの経験は、お金などの物質的な豊かさでは得ることのできない、幸福感をもたらすことができる。
お金や物質的な豊かさが全く必要ないというわけではなく、物質的な豊かさと精神的な豊かさのバランスが大切ということだ。
そのために必要なのが、人格形成や人間関係、倫理観、道徳観、哲学を持つことである。
未来はどこへ向かうのか
この問いには明確な答えはないが、ブロックチェーン技術は未来を変えるだろう。
まずお金と仮想通貨の仕組みの大きな違いは、中央銀行などの中央管理機関、つまり管理、監視するものが存在するかどうかという点。
現代は中央銀行がお金を作り、世の中に出すことで、お金の流れを管理している。
一方、仮想通貨の仕組みでは、中央銀行が存在せず、ブロックチェーンと呼ばれる技術によって取引が管理されているため、管理、監視するものが存在しない。
円やドル、ユーロ、ポンド、元などの法定通貨から、ビットコイン、イーサリアム、リップルなその仮想通貨へ。
管理・監視するものがいないお金の仕組みになることで、お金の呪縛から解き放たれ、人間本来の自由を手に入れることができるのかもしれない。
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