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やっぱり日本語って変わってるらしいです。

フランス人である夫が主張する、日本語ヘンだよシリーズ、その2。

それも省略すんのかよ⁈

以前、日本語はなんでも言わなくても分かることは省略すると書いた。


今回もこの流れで、新しいツッコミが夫から入ったのでお知らせしたい。

例えば、サンドイッチ。
そう、あのランチに持ってこいの軽食、サンドイッチ。
私たちは、よく〇〇サンド、と言う。
ツナサンド、たまごサンド、BLTサンド、フルーツサンド…

夫曰く、これも意味不明らしいです。
なぜ、サンドイッチをサンドと略してしまうのか。

だって、サンドイッチって言うの長いから、めんどくさいんですもの。
私たち日本人にとってはなにも変ではない。

しかし彼にとっては、サンドと言われたら砂のsandが頭に出て来てしまって、は⁈何言ってんの⁈となるらしい。

ツナ砂、たまご砂、BLT砂、フルーツ砂…そりゃ何言ってんのだわ。

ちなみに、サンドイッチ大国のフランス人的には、フルーツサンドとかいう代物はあり得ないそうです。
絶対ゲロマズ、何なんそれ!!と大反発を食らいました。
それに負けじと絶対食ったら美味いんだから!!と、先日無理矢理食べさせたら、満更でもなさそうでした。
ほらね。

他にも、省略大国日本に対してクレームをいただいた。

キロメートル、とか、キログラムとか。
今日テレビを見ていて、番組の中で、「走行距離は70キロ」と言っているのを聞いた時だった。

何が70キロだって⁈という顔をするので、走った距離が70キロだって〜と英語で説明した。

なんで日本語ってキロメートルって言わないわけ⁈
全部キロじゃん!キロメートルのキロなのか、キログラムのキロなのか、なんなのか全くわかんない!

え、ええ…まあ、その…だって、その前に「距離は」って言ってるから分かるじゃん?と言ったのも束の間、多少食い気味で、そんなの知らん!キロだけじゃ、何の話してるか全然わからん!と仰っておりました笑

まあ、たしかに、そうなんだけど。
あぁ、やっぱり、相手の視点に立って話を理解しようとするという考え方が、全くないんだな、とまた思い知らされました。ほんとに、皆無です。

言葉の数がやたら多くて、文法が貧しい

これが、夫の日本語に対する評価です笑

私も言われるまでしらなかったのですが、英語、フランス語と比べると、圧倒的に単語数が多いのは日本語なようです。

日本語>>越えられない壁>>英語>>>フランス語

のようです。

単語数が多ければ多いほど、文法は簡略化されるそう。
逆に、単語数が少なければ少ないほど、文法が複雑になるのだそうです。

なるほど、たしかに、単語数が豊富なら、言いたいことのほとんどを言葉を入れ替えるだけで表現することができる。
反対に、単語数が限られていれば、必然的に文法にバリエーションを持たせて言いたいことを表現する手法に行き着く。

フランス語の文法はたしかに、この3言語の中で言ったら、最も難解だと言って間違いない。
全ての名詞に性別があり、時制がたしか両手で収まらないほど種類があって、動詞どころか形容詞なども、全て関連する単語の性別や性質に応じて変化する。

どちらが良いかは、私には正直わからない。
ただ、勉強する側にとってみれば、結局覚えるべき単語が膨大にあるか、あるいは、覚えるべき文法が膨大にあらか、のどちらかなわけで、どちらもアプローチは違えど、しんどいことに変わりない、と思う。

夫は、間違いなく単語数が無駄に多い日本語をディスっているのだが、それは単語を覚えるのが苦手なことへの言い訳に違いない、と私は思っている笑

私だってフランス語のよく使いもしないのにやたら種類豊富は時制があって、それに応じた動詞の活用を全部覚えなければいけないことについて、不服で仕方がない。
お互い様である。

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