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私も読んでみたい!と思った読書感想文など。
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#推薦図書

楽しく読めて難しくない!『枕草子』オススメ5作品

 ・学校に行っていたのに、居眠りして古典の授業聞いてない  ・「枕草子?春はあけぼの…やった…よな?」くらいしか知らない  ・文法や教科書みたいな堅苦しい内容を読むとしんどくなる 私がまさにこれ!学校にはほぼ、弁当食べるためと居眠りするために行っていたようなもの(ドヤ顔で書いているけど、誇れることじゃない)。 大人になってから『枕草子』に興味を持って、もっとたくさん読んでみようと思った時に本探しに苦労…。本屋大賞みたいに話題の本じゃないし、好きな人も少ないから、どれがオス

【完全版】西洋出版史に興味がある全員に読んで欲しい15冊

Twitterで西洋出版史たん(@publishtan)というアカウントを始めて1年少しが経った。 もう趣味に近いのだが、中世ヨーロッパ(特にイタリア)における印刷、出版の歴史を勉強し、発信するためのアカウントだ。 西洋出版史と言うと歴史色が強く、紙の本が前提であるように見える。 しかし、実際のところは現代の諸問題を解くアプローチとしても非常に有効な情報史、コミュニケーションしと言っても良いのではないかと考えている。 関連するキーワードは以下のように、多岐に渡るからだ。

旅の道しるべにしたい一冊と出会えた夜

 台風の影響でネットが使えない間、積読していた書籍を幾つか読了した。 今日はその中の一つ、吉本ばななさんの作品をご紹介したい。  私という人間の輪郭の一部は、間違いなく吉本ばななさんの作品でできている。「キッチン」「ハゴロモ」「TUGUMI」「デッドエンドの思い出」、ちびがお腹の中にいる時に読んだ作品「イルカ」も、とても思い出深い。今回読み終えたこちらの作品も、私にとってかけがえのない1冊となった。 「人生の旅をゆく3」吉本ばなな作  幾つかの短いお話をぎゅっと詰め込んだ