「プレ更年期・更年期」は女性ホルモンを味方にしよう

骨盤が整うと顔も体も美しく✨
プレ更年期から始める美ボディメイキングを提案する!
アメリカ在住プレ更年期・更年期世代の美ボディメイク講師のYasukoです。

毎日イライラしてませんか?
家事や育児、仕事で自分のことは後回し。疲れが取れないまま次の日がやってくる。そして蓄積してちょっとしたことで周りに当たり散らす。
(わたくし、身に覚えが。。。)


本人の意思とは関係なくなぜかイライラしてしまうような場合は、女性ホルモンのバランスが崩れている可能性があります。女性ホルモンが乱れるとイライラのほかにも、頭痛や肩こりなどさまざまな症状があらわれます。みなさまはどうですか?

そこで今回はプレ更年期・更年期女性の女性ホルモンとの付き合い方をお話していきます。


女性の味方!女性ホルモンの様々な働き

女性ホルモンとの付き合い


女性と女性ホルモンに影響を受け始めるのは初潮を迎えてからです。

10代の思春期、まだホルモンが不安定ながら放出量が増えていきます。
20歳あたりから35歳くらいは性成熟期を迎え、一番妊娠に適した時期。
35歳くらいから女性ホルモンは減少し始めます。このあたりはまだそこまで変化は感じないかもしれません。

42歳くらいから急激に減り始め45歳から55歳くらいの閉経前後の10年間、女性ホルモンによる影響を受けない体に変化していきます。つまり子供をつくる機能が終了する。

私たちは約40年間、ホルモンに翻弄されながら生きていくわけです。

女性ホルモンの種類


女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があり、どちらも脳の視床下部から脳下垂体、そして卵巣へホルモン分泌の司令がだされ、一定のサイクルで卵巣から分泌されています。エストロゲンは女性らしさをつくるホルモンで、妊娠や出産だけでなく、皮膚や骨、血管、心臓などを守る働きがあります。プロゲステロンは妊娠した場合に妊娠を継続するよう働いたり、エストロゲンが増えすぎないよう抑制する働きがあります。その他にも自律神経を整えたり、脳細胞の機能を維持したり女性の体を支える大切な働きをしています。

2つの女性ホルモンがきちんと分泌されるように指令を出す脳の視床下部は脳の司令部で私たちが生きていくうえでとても重要な役割を果たします。
とくに自律神経のコントロールをしているため、自律神経と女性ホルモンは密接なかかわりがあります。

思春期から性成熟期にかけて、つまり更年期に入る前の35歳~42歳くらいまで(個人差による)は、脳から卵巣へ指令があると、女性ホルモンが正常に分泌されます。


最近急増中!20代30代の「プレ更年期」

女性ホルモンはデリケート


先ほどお話したように、女性ホルモンが急激に増える思春期はまだホルモン分泌が不安定なので月経が乱れやすいです。また、急激にホルモンが減り始める45歳から55歳(閉経前後の5年ずつ)の更年期にホルモンのバランスが乱れやすくなります。
ただ、女性ホルモンはとてもデリケートです。卵巣機能が正常でも、生活環境や精神面などでストレスがあると、脳からの指令がうまくいかず、ホルモンの分泌が乱れることもあります。
先ほど話した通り、視床下部というところは自律神経のコントロールもしているので、そこが崩れるとホルモンバランスも乱れやすくなり、体や心の不安、イライラ、肌のトラブル、月経トラブルなどさまざまな不調があらわれるのです。

私も実は脳がバグった無月経を長年経験

この活動のきっかけにもなった、私の無月経の経験。
まだ20代の私にはなぜか理解できず、薬を飲んで生理を起こすことに不安はあったけど、それを本当に深刻にとらえたのは31歳のときでした。

私の場合、第二次無月経という、ストレスかダイエットだかで生理が止まってしまいました。そこからピルなどで生理を起こしていたので、体が完全に生理を起こす機能を停止してしまったんです。

また、私は太ることにすごく抵抗があり、でも食べることは好きだったので、カロリーが少ない物をたくさん食べていました。今考えると大間違い!
たぶんそのころの写真を見ると日本の女性は「細くていいな」って思うかもしれません。BMIも17.5から18くらい。でもね、その裏では無月経だったんです。タンパク質が少ないし運動もヨガしかしてなくて筋肉もなく。。。

仕事でもストレスをためやすくて、すぐ落ち込む。だから脳は「この子は子供を妊娠できる体ではない」と判断していたわけです。


更年期が早く始まる人が急増中!

私の場合、20代だったので、まさか更年期だとはおもっていなかったのですが、実はこうした更年期に似た症状を訴える女性が増えているそうです。
私のように仕事やプライベートでストレスをためた方、ダイエットで痩せてしまった方、とくに糖質制限をした方などで生理が止まってしまうことはよくありますが、この症状がずっと続くと、更年期と症状がにています。

30代後半なら月経量が少なくなるなどの変化があることは、女性ホルモンが減ってきていることを考えるとあり得ます。でも20代や30代前半は早いかなという印象です。でも実際、そういう女性は増えていています。

しかし、医学的にはそうした「プレ更年期」という言葉や概念はありません。でも英語でも「pre‐menopause」「perimenopause」という言葉があり、海外でも増えているのでしょう。

もしまだ若くても、原因不明の体調不良やストレス、環境の変化、激しいダイエットなどで自律神経の働きが崩れ、卵巣ホルモンの分泌が乱れて、月経不順が起こってしまい、早く更年期に入ってしまう、つまり月経が止まって子供ができなくなってしまうということを覚えておきましょう。

更年期の原因は卵巣機能の低下

更年期の症状には加齢に伴う卵巣機能の低下が関係しています。脳が指令を出しても十分な女性ホルモンが出なくなるものの、脳からは指令が続くため、視床下部が混乱してしまうのです。視床下部は女性ホルモン分泌のほか、自律神経や免疫系などの体の重要な働きをコントロールする役割があるため、イライラや頭痛などさまざまな体の不調が起こるのです。

よく知られている症状としてホットフラッシュ、不眠、気分の浮き沈み、しびれ、めまいや動悸、などがありますが、自律神経が関係していることが多いです。

不調は更年期とは限らない


一方で、更年期世代の人で不調があり、検査をしても、女性ホルモン値は正常値ということもよくあることもあります。何か症状が出るとすぐに『更年期障害かも』と思ってしまいがちですが、先ほど話したようにストレスなどからホルモンバランスや自律神経が乱れたり、甲状腺機能障害も更年期世代の女性が多く抱える病気で、症状が似ています。

月経トラブルがある場合や、何かの不調が長引く場合は、別の病気が隠れていることもあるので、自己判断せず婦人科などの専門医で受診してください。

自力でホルモンバランスを整える

イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをする


食事からホルモンバランスを改善することもできます。
女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをして、女性の健康や美しさを保つ働きをするのが、大豆製品に多く含まれる大豆イソフラボンです。女性ホルモンを整える効果があるので、月経のトラブルや、更年期のほてりなどの症状が穏やかになると言われています。大豆にはイソフラボンのほかにも、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素がバランスよく含まれているので、毎日の食事で取り入れましょう。

サプリメントでは過剰に摂取する可能性があるため、1日の食事の中で納豆や副菜、味噌汁というように数回に分けて食べる方がいいです。

サプリメントなら、「エクオール」です。腸内でイソフラボンが腸内細菌で「エクオール」に変換されるそうで、日本人女性の場合、半数程度しかこの細菌を腸に持っていないそうなので、直接摂取するというのはいいですね。


生活習慣で女性ホルモンのバランスを整える!


不調の改善や予防のためには、栄養バランスだけでなく、適度な運動、質の良い睡眠をしっかり取るなど、生活習慣を見直すことが大切です。

1日に30分程度のウォーキングなどの有酸素運動やストレッチなどは、自律神経を整えます。また、ヨガなどで腹式呼吸をする、ねじる動きをすると自律神経のバランスが整うので、精神的な落ち込みも軽減します。そして適度な運動はハッピーホルモンがでて、心身ともにリラックスします。まず、継続できるよう、楽しくできるスポーツを探してみましょう。

そして睡眠時間の確保も重要。ここを日本人は優先順位低くしすぎている傾向があり、世界的に見ても平均睡眠時間が少ない人種です。
睡眠をとることで、頭の中が整理されて、体も休まり体がリセットされます。
仕事や勉強が忙しくて寝る時間がない方も多いと思いますが、きちんと寝た方がパフォーマンスも上がることがわかっています。
ぜひ睡眠時間の確保をしましょう。



ストレスがホルモンバランスの最大の敵

何より、日常生活では、仕事や家庭などでストレスや疲労をためないよう心がけましょう。悩みがあれば、その思いを友人や家族に聞いてもらって外に出した方がいいです。

アロマテラピーもおすすめ。自分の好きな香りを探してみましょう。私はよく手首にアロマオイルを少し塗ったりします。

そして不調に気づくこと。無理する前に休めば、私たちはリセットできるけどそこで不調に気づけず無理すると体を壊します。女性の場合、月経などで不調のサインが出るので、気づいたら休むこと。


辛いときは医療に頼る!


そして、辛いとき、自分で解決しようとせず、医療に頼ることもいいと思います。更年期の場合、特に自分ではどうしようもできない状態になることもあります。限界となる前にホルモン補充療法や漢方などを利用することで症状が軽減することも多いです。
サプリメントなどもありますが、辛い場合自己判断せず一度医療機関に相談し、ホルモン治療に抵抗がある場合漢方療法も今は一般的です。ぜひ自分にとって一番いい方法をさがしてみてください。


女性ホルモンは閉経で激減します。そこで体に負担がかかるのは仕方ないこと。でも、そのホルモンの減らし方をスムーズにしたり、ホルモンの影響を最小限にすることもできます。自分の体は自分で守る!!上手に女性ホルモンと最後まで付き合いましょう♪


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