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宿題が終わらない

明日の朝6時までに提出の課題、提出先はVisual Thinking Strategiesという団体。
20年ほど前にニューヨークのMOMAの学芸員と認知心理学者がタッグを組んで作った教育。

宿題は、論文を読んでそれについて1パラグラフ程度をGoogle Classroomで提出するというもの。留学時代を思い出す。クラスメートは私ともう1人以外アメリカ人でひとりが医学博士課程の女性、後は全員美術館の学芸員。書いてある文章のレベルが高い。読んだ瞬間、ああ、出たなエリート、きっと君たちは高校でも大学でも大学院でも相当な成績を収めてきたのね、とチラ見でもわかる。

比べない比べない。そうは言っても稚拙なわが文章よ。それでも良いのだ、VTSの実践者としての私の責任は、ファシリテーターの仕事内容を正確に理解しているかどうか、なのだから。

1番心に残ったのは「自分の意見と同じものを生徒が言ったときに、うれしさから『いいねっ其れっ』とか言わないこと。ニュートラル、中立性を保つのだ。それからもう1つは、発話自体は自然に終わる、というもの。これってグラフィックファシリテーション に似ている。ビジュアライゼーションという源泉から出たものだと考えるとそれも当然か。しかし議論が自然に終結、終息するというのはおもしろい、生き物のようだ。ひとりの発言がうねりをよび、そして盛り上がってシューッとしぼむ。ファシリテーターはオーケストラの指揮者でもある。

来週には私の主催するサークルで実践してみる。使う絵画はMOMAがサブスク(イマドキ!)してくれる。やっぱり「本物」じゃないと!

今日もスケッチノート。

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