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売れる心理学②『公平性の原理』

『公平性の原理』
人間社会には「公平さ」が必要不可欠。


人間という生き物は
いろんな生物の中でも弱い生き物。

人間1人の1個の生命体では
その他多くの生物にかなう力はありません。


しかしながら弱肉強食のこの世界において
人間が覇者として君臨し支配し続けています。


それは1人の個の力が弱いゆえに
「集団」で生きていくことを選択し
他者と協力し合い進化してきたからです。


集団がいつしか社会を作り
今の生活を築いてきました。


人間にとって「社会」とは
生きていく上で必要な場所。

だからこそ人間は社会を大切にし
時には縛られながらも
社会生活を送っています。


人間は社会生活を送っているからこそ
「公平性」が重要な要素になってきます。


人間という種族が生き残っていくためには
集団生活を送り
他者との協力が必要であったからこそ

個人の利益を尊重してしまっては
集団は上手くいきません。


しかしながら人間は根本的に
自分が得をしたいという欲求があるために
集団の生活において
相反する思いが出て来ます。


得をしたい思い。

けれど集団でなければ生きていけない思い。


ここに「公平さ」を求める心理が出て来ます。

集団で生活をする種族だからこそ
社会の中で他者が得をすることに対し
不快感を感じます。


全員が公平であるべき。

全員が平等であるべき。


社会生活を送っていく中で
人は無意識のうちに公平さを求めています。


そして不公平なことに対して
嫌悪感を抱きます。

・所得や報酬
・国や地域
・えこひいき
・年齢や性別
・階級や格差
・チャンスや結果


人間は集団生活であるために
表面上は公平さを訴えつつも

心の奥底には
自分が得をしたいという欲求を抱える
複雑な思いを持っています。


だからこそ大切なこと。

ビジネスや人間関係において
複雑な人間心理があるからこそ

表面的には平等に接しながら
個別では特別感を出すことで
相手はとても満足します。


集団で大勢の場所では公平さを。

1対1の個人では相手だけが
得に感じるように特別感を。


自分だけが得をしていると感じると
相手との信頼関係が構築されます。

信頼関係が構築されれば
どんな商品も売ることが可能に。


人が「あなただけ特別」という
ワードに弱いのも公平性の心理が
働いているためです。


上手く全体と個を使い分けることで
信頼関係を構築することが大切です。

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