人間の行動を決定している8つの心の法則『行動原理』
人間の行動には
心理的な要素が含まれています。
私たちは無意識のうちに
心理的な要素によって行動しています。
心理的な要素に左右されて行動することを
『行動原理』と呼びます。
人間の行動原理を理解することで
・相手とのコミュニケーションが上手くなる
・相手の行動が理解できる
・相手を思い通りに動かすことができる
・効果的に相手の心を操ることができる
行動原理の中において
相手の行動を理解するための基本である
8つの項目が存在します。
【行動原理の8つの基本】
①利得最大の原理
②公平性の原理
③返報性の原理
④一貫性の原理
⑤類似性の原理
⑥社会的証明の原理
⑦権威の原理
⑧希少性の原理
①利得最大の原理
人は自分の「得」になる行動を
選択するという心理
②公平性の原理
人間社会には「公平さ」が
必要不可欠という心理
③返報性の原理
人間は自分ひとりが
得をしすぎると不快に思う心理
④一貫性の原理
人間は一度決めたことは
損をしてもやり続ける心理
⑤類似性の原理
人は自分に似た相手に好意を持つ心理
⑥社会的証明の原理
多くの人がやっていることが
正しいと思えてくる心理
⑦権威の原理
人は権威のある人に
強い影響を受ける心理
⑧希少性の原理
手に入りづらいものほど
手に入れたくなるという心理
8つの基本である
人間の行動原理を理解することで
・人がどのように行動するのか
・何を大切に考えているのか
・意思の決定で重要な要素は何か
・無意識にどんな決断をしているか
・どんなものが弱点なのか
・どんなものに惹かれるのか
人の行動や決断を左右する心理の
原則を知ることで
相手を自分の有利なように誘導して
より良いコミュニケーションを
図っていくことができます。
全ての人が同じように行動しなくても
知識として知っていることで強みになります。
人間の行動原理の大原則
大前提として人間に限らず
この地球上に存在する全ての生物は
「気持ちがいいか」「不快であるか」
という感覚で行動を決めています。
「快な気持ち」を選択し
「不快な気持ち」を回避しようとします。
【快な気持ち】
・飢えや渇きを潤す
・関心事に没頭する
・好きな人と一緒にいたい
・欲求を満たす
・安心
・清潔
【不快な気持ち】
・飢えや渇き
・退屈
・疲れ
・痛み
・ストレス
・不安
・恐怖
人間や動物全体の根本的な感覚として
「快」「不快」での意思決定があります。
「快」「不快」の気持ちが大前提であり
行動を理解するためには必要な要素。
人間の行動原理の大原則は
まずは快なのか、不快なのか。
その上で人間は「社会」という
集団の中で生活をしているために
「快」か「不快」の基準値だけで
行動に移せる訳ではありません。
多くの人との関係性や社会的な要素の中で
いろんな判断をしています。
だからこそ「快」「不快」以外の
行動原理である8つの要素が含まれてきます。
人間の行動は行動原理の中で
いろんな要素が組み合わさって
行動を決定しています。
8つの行動原則の基本を知ることで
相手のことを理解した上で
自分の思い通りに誘導したり
相手の心を操ることも可能になります。
相手の心理を理解し
上手くビジネスや日常生活に
取り入れていくことで
人生はより豊かになっていきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?