見出し画像

【視機能改善トレーニング方法】目からくる眼精疲労・肩こり頭痛の改善方法

■ 視機能改善トレーニングキッド

視機能改善トレーニングキッドを紹介します。このトレーニングキッドを使うことで、自宅で簡単に疲労した視機能回復、弱い視機能部位の改善ができます。

US-VTトレーニングキッド

このトレーニングキッドは、発達障害の子(LD)やゲームのやり過ぎからの視線異常やピント調節異常の子、スマホやタブレットの長時間使用のビジネスマン、深視力の弱いドライバー、外眼筋の筋肉低下で複視が始まった高齢者まで幅広い世代で、使用可能な簡単かつ有効な目のトレーニングキッドです。

プロ野球の選手やプロの格闘家、もちろん他の様々な競技のアスリートに使用頂いてます。

今回は、両眼視検査で問題がある場合、最善な方法でメガネレンズ処方を行い、同時に必要な人に視機能改善、回復のため(VT)トレーニングも同時に勧めます。

■ 眼精疲労や複視の原因1⃣ 6本の外眼筋の機能低下と疲労

現代人の眼精疲労の原因の一つは、眼球周囲にある6本外眼筋の疲労と機能不全と言われています。人の目は快適な両眼視機能を維持するため左右の6本の眼筋をバランスよく使い疲れなく快適な「見え」を提供しています。
外眼筋の疲労や弱さがあるとたちまち快適な両眼視を維持できなくなり疲労の蓄積や肩こり頭痛、複視の原因につながります。

眼球周囲の6本外眼筋

【水平方向の快適な両眼視を維持するための外眼筋】

❶ 内直筋(鼻側)・・・輻輳運動/DVA動体視力/サッケード・パシュート眼球運動に使用する眼筋
      
❷ 外直筋(耳側)・・・開散運動/DVA動体視力/サッケード・パシュート眼球運動に使用する眼筋

*現代人はデジタル機器の普及で、1日中スマホやタブレットを見ています。輻輳し内直筋を長時間使うため筋肉が凝り固まり、開散運動(目を開く運動)が出来なくなっている。これが「スマホ老眼」という症状です。遠くにピントが合わなくなります。

また最近は、幼児にスマホをあたえ2歳児からスマホを注視しています。
眼と脳の機能が完成する6歳までにスマホやタブレットを長時間使用(輻輳を長時間強いる)することで、急性内斜視が増えており大きな社会問題となっています。


【上下方向の快適な両眼視を維持するための外眼筋】

❸ 上直筋(眼球上側)・・・上下の眼球運動コントロールや左右上下眼位ズレのバランス保持 

*特に高齢者は上下の斜位が多くなります。上下の筋力低下による眼位ズレが原因と考えられます。腕や足の筋肉低下と同じで、眼筋も年齢と共に衰えます。上下のズレの症状がひどく複視の状態があればプリズムレンズで矯正します。

❹ 下直筋(眼球下側)・・・上下の眼球運動コントロールや左右上下眼位ズレのバランス保持 

❺ 上斜筋/下斜筋・・・上下斜め方向の動きに対応するために機能する眼筋、上下眼球運動のバランス保持

■ 眼精疲労やカスミ目の原因2⃣ 調節機能の低下(毛様体筋の疲労)

眼精疲労や肩こり頭痛、カスミ目のもう一つの原因は、眼球内部(内眼筋/毛様体筋)の緊張(疲労)によるものです。人の目は、近くの文字にピントを合わせる場合、目の内部の水晶体というレンズを調節しながら遠くから近くまでのピント調節を行います。

ピント調整のメカニズム

【ピント調節機能の低下】

スマホやタブレットを注視する場合、人の目は水晶体レンズを膨らまして距離に応じてピント調節します。(上記イラスト)
水晶体を膨らますと毛様体筋が緊張します。筋肉の緊張状態が長い時間続くと筋肉が疲労し水晶体レンズを細くすることが困難になります。これが「スマホ老眼」と呼ばれているもので、遠くのものにピントが合わなくなります。またはピントが合うまで時間が掛かります。
これは、「調節緊張」と呼ばれる症状で、目のトレーニングで改善します。ここで視力が落ちたと勘違いしメガネやコンタクトを購入してしまう人がいますがここで購入してしまうと逆効果になります。絶対に購入したらだめです。さらに疲れる状態になりさらにピントが合わなくなります。

「US-VTトレーニングキッド」を使い調節緊張を改善します。

検眼技術者であれば両眼視検査の「#14AB/調節ラグ検査」で異常を見つけてください。ラグ値がマイナスラグの数値を指します。

検査方法は下記過去記事で確認ください

*トレーニングキッドの使用方法は順次ブログに載せてまいります。

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?