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習慣の継続は「ベスト」でなくても「ベター」でいい

習慣は「続けること」が前提となります。ですが、「完璧に続けよう」とすると途端に続かなくなります。

確かに「毎日」行ったほうが習慣を身につけやすいが

習慣には「始める」と「続ける」の段階がありますが、「始める」のほうが圧倒的に難易度が高い。

週1だとこの「始める」という大きな山がその度にやってきますが、毎日だと「始める」は初日だけであとは省力モードで行える「続ける」なので、最初は毎日行って習慣化されてから頻度を減らしたほうがずっとラクに行えるのです。

ただし、実際にはその時の状況や環境に左右されるので、毎日行えない場合がある。

そうすると、「やれなかった」ことに意識がフォーカスしてしまい、「だから自分には続けられないんだ」となってしまう。

性格が真面目で完璧主義の人ほど、ここでつまづきやすいのです。

3日坊主も繰り返せば

再開しては中断し、また再開を繰り返したとします。

再開と中断を3日ずつ繰り返したとすると、

  • 1時間の早起きなら、1ヶ月に15時間、1年に180時間使える時間を生み出したことに

  • 1回4kmのランニングなら、1ヶ月に60km、1年に720kmも走ったことに

  • 1日10分の読書なら、1ヶ月に7.5時間で2冊ほど、1年に24冊の本を読んだことに

なります。

完全に諦めてしまえば当然ゼロですが、3日坊主の繰り返しでもこれだけのことができるのです。

習慣化は成功確率を高める取り組み

習慣化にははじめから「やり直す」というステップが付きものだと思えば、中断した日があったとしてもなんの問題もありません。

プロセスとして組み込まれているわけですから、当然のこととして捉えられるようになり、なんの自責の念も覚える必要がないのです。

ただし、漫然とやり直しては同じことの繰り返しです。

中断した状況や環境を分析し、何がボトルネックとなっていたのか仮説立てて、どういう仕組みにすれば中断を避けられるか考えます。

いわゆるPDCAサイクルを回すのです。

PDCAは円ではなくらせんを描くように、スパイラル状に成長を遂げていく仕組みなのでこれを利用します。

まとめ

3日坊主の繰り返しなど「ベター」で良いと考えれば、自分に合った高さのハードルを少しずつ飛ぶことができます。

そのためのステップが「始める」「続ける」そして「やり直す」。

そして、習慣のPDCAサイクルを組み込むことによるスパイラル的成長です。

仕組みでもって、気持ちにゆとりを持って習慣化の成功確率を高めていきましょう。

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