『頼まれると断れない』いい人を卒業するには 2
断ることが苦手な人は、相手との関係を悪くしてしまうのではないかと不安に思ってしまうので、つい言葉や態度に相手につけ込む隙を与えてしまっていることがあります。はっきりと断らないことで相手に変に期待を持たせてしまいプレッシャーを感じストレスを溜め込む。そして不思議とビジネスでもプライベートでも同じような体験をしているのです。
断ってもいい、と認識する
期待に応えなければならない、自分さえ我慢すればいいという観念が強く、『断ってはいけない』と思い込んでいます。けれども【断る=拒絶】ではないのです。
断ったら相手が困るだろうな、と相手の立場に立ちすぎるのですがそれをどうするかは相手が考えればいいこと。あなたの責任ではありません。
誘ってくれた、頼りにしてくれたことに対して相手に感謝の気持ちを伝えれば、関係性が悪くなることもありません。
はっきりと伝える
断ることが苦手な方は、意思表示を曖昧にしてしまいがちです。
『行けたら行く』と言われたら私は100%来ないなと確信するようになりましたが、普通言われた方は来るかもしれないと準備をして待っているのではないでしょうか。来るのか来ないのかギリギリまで相手をモヤモヤさせることになったり優柔不断な印象を与えてしまっているかもしれません。
はっきりと意思表示をする方が相手にとってもありがたいことなのです。
その際に断る理由は必ずしも伝える必要はありません。できるだけ早めに端的に伝えたほうがお互いに負担が減りスムーズです。
振り回されないように相手とのスペースをとる
気がついたら嫌なことや面倒なことを押し付けられている、とか都合のいいように扱われているな、と感じたらいったんその相手から距離を取りましょう。
頼んだら全部やってくれると勘違いさせているのはあなたの曖昧な態度や行動かもしれません。別件で仕事を抱えていてこれ以上は難しい、とかキッパリと理由を伝え、誰にもつけ込まれないスペースが大切です。あなたの繊細さにズカズカと入ってくる人がいるなら毅然とした態度で少々威圧することも大事です。
まとめ
相手のことを思って頼み事を引き受けるのは素晴らしいことです。ただそれがあなたの犠牲の上に成り立っているのだとしたら、その関係性はいずれ壊れてしまいます。NOを伝えるというのは、相手を拒絶することでも関係性を壊すことでもありません。上手な断り方ができるということは、あなたに対して表裏を考えることない信頼できる人間関係を相手と構築できるということ。むしろ誘われ上手にもなることです。
他人の感情ばかりを優先して疲れてしまった方はぜひ試してみてくださいね。
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