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大手の力の上手な活用法3選

『孤独のグルメ』ってグルメドラマ知ってますか??

2012年から放送が始まったテレビ東京の人気番組で、俳優の松重豊さんが主演するグルメドラマで、原作は漫画。このドラマの醍醐味は、松重さん演じる主人公が、各地の飲食店に足を運んだ際、主人公の心の声とその食べっぷりがなんとも言えないぐらいすばらしい美味しさを伝えてくれるところなんです!

そんな『孤独のグルメ』が来年の2025年1月に映画となって公開される!みたいです。

ぜひ、まだご覧になったことのない方は、Amazonプライムなどで配信されてますので、1度でいいから!!見てみてくだし。
間違いなく、お腹が減ります(笑)

テレビの力はすごい!

YouTube等が広まったとはいえ、テレビの影響力はまだまだあります。特にグルメ番組などで取り上げられた飲食店さんなんかは、お客様の数がテレビに出る前と後では2倍、3倍に増えた!なんてことがよくあるそうです。

YouTuber(ユーチューバー)さんの影響力もすごいものがありますが、YouTubeの場合、どうしても視聴するチャンネルが人によってバラバラになってしまうことと、エンタメ感が強いものが視聴されやすい傾向にあるということが、まだテレビの影響力までいかない原因かな。

懐かしいテレビやちゃぶ台

それを考えると、テレビでは芸能人やアナウンサーなどの有名人をレポーターに起用し、お店の食事を試食しておいしさを伝える!のが非常に上手い。

孤独のグルメというグルメドラマは、その一連のことをドラマ化したおもしろい番組。
これまでの飲食店の紹介の仕方をドラマ仕立てにしているわけです。
こういうやり方は発想の転換ですよね!

使える力はうまく活用!

さて、そんなテレビの力ですが、私たち中小・小規模企業にとってうまく活用できればすごく力になります。

テレビ以外にも、例えばみんなが名前を知っているような大企業、トヨタとかパナソニック、ユニクロ、ソフトバンクなどなど、全国的なものから、地元で有名な企業(例:広島の場合は広島電鉄や田中学習会など)の力をうまく活用できると、あなたの事業もさらにレベルアップ!いたしますね。

ただ、通常、テレビの力を使うとなると、
「そんな簡単に番組とかに出られないし・・・」
「有名企業さんとなんて、よくて下請け・孫請けよ・・・」
ということで、どうしても安い仕事だったり、CMといったお金がかかる、そういった形での活用方法を想像しがちです。

ですが、こちらが損をしてばかりだとおもしろくない!ですし、CMなどでお金がかかりすぎる!のは、余裕がない限りはやめた方がいい!

「そんなことわかってるけど・・・」という方のために、今回は、テレビなどの大きな力をどのように『タダ!(笑)』でうまく活用するのか?についてお伝えします。

みんな企画を求めている

最初に一つ実例をご紹介。
個人事業主の女性の方で、これからYouTubeを始めようと考えられていました。
ですので、チャンネル登録者など1人もいません。
その方が考えたのが、ご自身と同年代ぐらいの女性をターゲット(40代)に化粧品の使い方を伝えるYouTubeチャンネルです。

そこで、いろんな化粧品会社に企画書を送って、見事1社から協力したい!との回答をもらい、その会社の持っている顧客情報や化粧品をうまく活用してターゲットとなる女性にYouTube動画をお届けされたそうです。

画像はイメージです。

そのため、チャンネル登録者数はYouTube開始からわずか3ヶ月程度で1万人以上の登録になったそう!

この方が行ったことは、各化粧品メーカーに2ページ程度の企画書を送っただけ。たったそれだけでここまで事業を伸ばすことができたのだそう。

こちらの話は、私も聞いたお話ですので、証明はできませんが、確かにこういったやり方は理にかなっています。
なぜなら、大手の会社さんをはじめテレビ・ラジオなど、本当にいろんなところで今は『コンテンツ=企画』を求めているからです。

「そんなこと言っても、ユーチューバーでもないからそんな企画なんてないよ。うちは普通のそこら辺にある企業だし・・・」

という心の声が聞こえてきますね(笑)

そこで、あなたの事業でも使える企画の方向性をお伝えしますね!
方向性は大きく3つあります。

  • 新規顧客向け

  • 既存顧客向け

  • 社内向け

この3つ!
新規顧客向けというのは、大手等とコラボする企画として、新規顧客獲得に向けてのコラボレーション。
これはどちらかというと、ある程度SNSのフォロワーがいる!などのものがないとなかなか企画として成立しないものです。

ここを我々中小・小規模企業が狙うのはなかなか難しい・・・

で、私たち中小・小規模企業が特に狙うのは、2つ目の『既存顧客向け』と3つ目『社内向け』になります。

既存顧客向けとなると、例えば最初にお伝えしたYouTubeのやり方があります。
あなたが製品の使い方やメンテナンスの仕方をプロとして大手企業等の既存顧客に伝えるわけです。

先ほどは化粧品でしたが、家電とかでもいいですし、パソコンなどもできますよね!
他には、DIYのため、各種工具などの紹介なんかもメーカーとタイアップして行うとすんなり通るかもしれません。

飲食店さんの場合は、いろんな調味料の使い方や調理器具などもいけますし、逆に100円ショップを連携して、100キン商品をプロの料理人はこう使う!みたいなのも企画として非常におもしろいと思います。
この100キン企画であれば、何も料理関係に限らず、造園や大工さんなどもできちゃったりしますね!

この方向性の大事な考え方は、『いかに大手企業の既存客を大事にするか』という視点です。
これをうまく行うことで、今度は大手の既存客を自社の方に引っ張っていくわけです。

次に、社内向けになると、例えば、整体院さんなどが従業員さんの健康促進のための体操などを週に1回提供し、そこから福利厚生として従業員さんにお客様になってもらうとか、飲食店なども健康的な食事!とか地元の味!という形で、月に1回など昼食を提供し、会社の福利厚生に繋げ、社員同士の交流促進を図る、というような企画も考えられます。

ここで大切なのは、大手企業が従業員を大切にしている、従業員のキャリアアップつながる!といった『企業の内部イメージのアップ』という視点です。これは、人材雇用にもつながるし、生産性の向上など、内部から改善していくためのもの。

最近では、労働環境等への配慮がすごく重要視されていますから、ちょっとしたことでもすぐに通っちゃうかも!?

こういったことから我々中小・小規模企業が狙うのは、新規のお客様ももちろんありますが、それ以上に『私の会社では〇〇企業さんとコラボしてます!』という社会的信用
消費者からすれば、「あ、自分が知ってる会社とコラボしてるんだ!じゃあ信用できる会社だな」という心理が働きます。

そうすると、同じ同業他社よりもあなたの会社が選ばれやすくなる!わけです。
それが、あなたの事業の安定した売り上げ、利益に貢献するわけですね!

最後にもう一度。
この話であなたがすることは、たった2ページ程度の企画書を作って、ネットで調べた大手企業さんの住所に企画書を送るだけ。
別に採用されなくても、郵送費と紙代の100円程度の出費。そんなに手痛いわけではないですよね。

本当に簡単!手間なんてほとんどない!のでぜひ、あなたもチャレンジしてみてくだいね!
それでは、次回もお楽しみに~

滝原雄太
株式会社ビジョン・コンサル代表取締役
ヒント作りマーケッター、コンサルタント

クライアントを支え、多くの人に世の中を伝え、「嫌なことにこそあなたの人生のヒントがある!」ことを一人でも多くの人に伝えることを役割として日々活動中。
最近では、オンラインでのセミナーも定期的に開催中。


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