自分をレズビアンだと思っていたけど、性自認の方が違ったという話


はじめに

初めましての方は初めまして、
いつもお世話になっている方はいつもお世話になっております。
Twitter(現X)では主にみはると名乗り、知られていると思われる者です。

本題に入る前に、少しだけ書かせてください。
書かれている内容はタイトルが全てです。
自分の思考メモとして長々と記しておりますので、
自分のツイートを見て来て下さった方で「内容を簡潔に知りたい」場合はここまでで大丈夫です。
わざわざ足をお運びくださりありがとうございます。

その他の方へ、少し長くなるかもしれません。
活字中毒者の方、暇だな~という方は良ければお付き合いください。

以下の文章にはこんな要素が含まれています。
ひとつでも不快感を覚えるものがある場合は読むことはおすすめしません。


・LGBTQについて
・女性向け、男性向け問わず成人向け描写の話
・もう時効だから言っちゃお!みたいな感じのノリ
・クソ長い文章

基本は自己認識用メモなので、読みにくいところあるとは思いますが
なにとぞご容赦ください……




女の子が好きだという話


自分は、オタクになった時から女の子のキャラが好きでした。
大体どのくらいの時期かというと、小学校3年生くらい。

鍵っ子だった自分が家に早く帰ってきて見ていたものは
「科捜研の女」と「水戸黄門」それから、アニメ。
どれもヒロイン、ないし登場する女性キャラばかりを好きになっていました。

当時、そのことに対してほとんど疑問に思ったことはありません。
なんなら二次元的な初恋も女の子(ハヤテのごとく!という最高アニメの準ヒロイン、桂ヒナギクさん)でした。


画像真ん中、ピンク髪の美少女がヒナギクさん



中学生の時、同級生の女の子を好きになりました。
その時初めて
『アレ、もしかして自分って……』
みたいな感情が芽生えたのを覚えています。

ちょうど反抗期だったのもあり、喧嘩中に
母親に泣きながら彼女が好きなのだと喚いたら

『仲が良いお友達だから』

『それは気のせい、恋愛ではない』

そう言われて、自分の中の何かが崩れたのを覚えています。
母親にこの熱を理解してもらえなかった悲しみや怒りよりも、
いつもは必ず自分の味方になってくれていた親に
「女の子を好きではいけない」と、自分の意見に賛同できないことを間接的に言われたことが原因でした。


まぁ、と言ったところでやっぱり好きな物は好き!!!という性格なので、相変わらず二次元を見ていても好きになるのは女の子ばかり。
しかし、どこかいつも後ろめたい気持ちのままだったので母親にはひた隠しにするようになりました。




男性との関わりの話


高校に上がる前に告白され、彼氏というものができました。小さい頃からの幼馴染のお兄さんでした。
昔からずっと仲良くしてもらっていて、
好きだから付き合おうと言われて、何も考えずに良いよと言いました。
実際好きだったし。
でも『これはおそらく恋愛的な好きでは無い』と思っていました。
案の定、互いの気持ちに違いが生じ、高校に入ってすぐに別れました。


その後何年かして、大学生になり、ある声優さんのお芝居を好きになりました。そのひとは男性でした。
そこで、少し安心しました。
自分も男性を好きになれるんだ、と。
ガチ恋同担拒否過激派になるくらい、彼のことが好きになりました。

でも、自分の好きな物は「彼のお芝居」であって彼自身ではなかったから、恋愛の好きとは違う、とすぐに気づきました。
今も勿論大好きですが、あの時のような燃え上がる気持ちになることはありません。
というのも、ひとつの結論が自分の中で出たからでした。




閑話休題


自分は美少女ゲームと呼ばれるゲームが好きです。
というのも、自分が桂ヒナギクさんを好きになった頃、
まさに幼馴染の兄に軽い気持ちで借りたゲームが「それ」だったというのがあります。
「声がそっくりなひとが出てるよ」
という今聞くと何とも恐ろしい発言で沼へたたき落としたものだと思う。


三咲里奈さんに脳みそを破壊された人間です


まだ若輩の頃の自分には何が衝撃だったのか、もはや覚えていません。
男女のセックスシーンがはっきり描かれていることだったのか、
それともその芝居の巧妙さだったのか、今となってはどちらでもいい話。

年齢制限があるからこそ描ける物語や表現方法がある、と知ってからは所謂「シナリオゲー」みたいなやつをたくさん兄の部屋からパクって遊んでいました。

これは自分の最低ツイートです。




性自認の話


とある男性声優を好きになった際に遊んだ、
女性向けの成人指定ゲームをしていた時のこと。
勿論、男性女性で表現方法やストーリーの運びに差はあれど、
最終的に主人公と攻略対象がくっつく、というのは同じ。

同じように、セックスシーンが存在する。

そうなった時に、ふと
「これを自分はどちらの立場で見ているのだろう?」
と思ったのです。


当たり前ですが、自分の身体は女性です。
だから
『女性向けのゲームでのセックスシーンはヒロインに感情移入されている』
と考えるのが一般的ではなかろうか。

どうも自分にはそうは思えなかった。
目の前に映っている男性が、ヒロインに投影されている自分を抱いている……という発想が出てくる気配がなかったのです。
むしろ、嬌声を上げているヒロインを俯瞰的に見ている自分がいる気がする。

しかし、かと言ってその視点になるには自分にはついてないものがある。
それに対して違和感はありました。

その時に初めて
『……もしかして、自分のこと女性と思ってないかもしれん』
と思ったのでした。

身体は女性だから、女性と言っている。ただそれだけのこと。

自分が性別に対してあまり執着していないと
改めて考えるきっかけを得て、初めて気づいたというか。
『自分が女性でありながら女性を好きになること』を
昔からおかしなことだとは考えていなかったのは、
こういうところに執着が薄いからだったのかな、と今更思う。

ただ、女性だと思ってないだけで、男性だとも思ってないんですよね。
身体はどうしようもなく女性だし。
まあまあ声は高いし、髪の毛はすぐ伸びてくるし、胸は膨らみがあるし、筋肉量は全然ないし、生理だってくるし。
趣味嗜好は男性的でも、男性ではないなと。
だから、自分のことは中性と思うようになりました。
FtoXってやつでいいのか、今のところ自分をどう書いておいていいのかはよくわかりません。
詳しいことを掘れば色々と分類が出てくるのだろうけど、そこまでするのは正直面倒くさいので不明なままで良いかな~と思っている。




まとめ


Twitter(一生こう言う)や、仲の良い友人の前では
自分のことを時折「ぼく」と呼称しています。
私、というのはもう20年くらい話している一人称のため
反射的に出てきますが、ずっとしっくりはきていなくて。
気づきをきっかけに、しれっと使っています。

私が「ぼく」と言っても変だと言ってくれないフォロワーさんたち、いつもありがとうございます。
例え心の中で思っていたとしても、表面に見えないだけでありがたいです。
おかげで、ネットの世界では少し自由でいられます。

にしてもこれは自由すぎる。

28年生きてきて、ようやく落ち着く窪みが現れた気分になりました。
母親には言えていません。
でも、ぼくには女の子の交友ばかりが多いから、何となく勘づかれているような気もします。
それならそれで、もう隠さなくてもいいか……という気持ちではあります。
が、わざわざ伝えるつもりは今のところありません。

以前の時は、まだ自分は若いから、経験が浅いから自信を持ってビアンだと言えなかった。
だから後ろめたい気持ちになっていた気がする。
今は自分が何者なのか、言語化できる知識と余裕があるからそう思っているのかも。
もし聞かれたら、ぼくは女の子が好きだと言おうかな。


あ、今のところ、男女関係なく誰かとパートナーになるつもりは無いし、おそらくこれからも無いかな〜と思います。
ぼくはひとりが好きなので。ひとりのまま、好きなものを好きだと言い続けて果てたいです。




おわりに


以上、自分の気づきでした。
本当は1年前くらいに書きたかったのだけど、ゆっくり整理する暇がなかった……
12月の頭に体調を崩したので、暇ができたおかげで書けました。
社畜で良かったね~(良くない)


これを書いたのも、前述の通り自分の思考メモなだけです。
誰かに伝えたい、自分はこうだと発信したいというのはあまりなくて、
伝えたいこと自体はこの記事のタイトルで済んでしまうというか。
特に対応を変えて欲しいとか、そういう話でもありません。
いつものまま、ぼくと話してくれたら嬉しいです。

そしてこれは、ほとんど私信ですが……かつて、自分はビアンだから、とお伝えしたことがある方がいます。
結果的に嘘をつくことになってしまいました。ごめんなさい。
ここに書いても気づかない可能性はありますが、自己満足として書かせてください。
あの時はありがとうございました。


もしここまで長々読んでくださった活字マニアの方がいらっしゃったらすごく嬉しいです。こんなやつですが、ずっと仲良くしてください。


2023/12/31 蜜井悠/みはる



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