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「書く人あれば読む人あり」~タイトルのつけ方~

※〈ちょこっと倶楽部・エディターコース〉メンバー向けの限定記事です
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先日、このエディターコースのメンバーから文章のタイトルのつけ方について質問があり、その場で僕なりの方法を答えた。
しかし短いQ&Aだったので十分とはいえず、今日あらためてその日の回答に補足しながら、タイトルというものについて書きとめておこうと思う。

前回までのメンバーシップ限定記事で学んだ「文章を短くする方法」「長くする方法」も大事だが、タイトルはそれ以上に大切な文章の要素だから。

***

ネットの隆盛で、世の中に価値ない駄文があふれるようになった。
検索結果にどうでもいい文章が並ぶのは誰しも経験があるだろう。
ネットで調べたことを焼き直しただけの文章はお目汚しにもならない。
そんな文章を量産しているのは、1字0.1円などで依頼されたライターだ。

0.1円ライターは依頼主からこう頼まれる――目を引くタイトルをつけろ。
読者がタイトルをクリックしないことには広告収入が上がらないからだ。
「ページビュー」(PV)のうち実際にクリックした率は「クリックスルーレート」(CTR)として管理され、CTRが高い文章がよい文章。
依頼主は本当に価値ある文章がほしいのではないのだ。

Webにはこんなタイトルがあふれていないだろうか。
「サバを食べなければならない3つの理由」
「記念日に飲みたい白ワインおすすめ10選」
「30日で100冊読んだ筆者が語る速読の秘訣5箇条」

こういうのを見ると吐き気しか覚えない。
タイトルで釣って稼ぐ魂胆しか見えないからだ。
実際その本文を開いてみると、どうでもいい文章なのにやたら前置きが長く、その隙間にあちこち広告が挟み込まれていたりする。

苦労して書いた自分の記事に、そんなお粗末なタイトルはつけたくない。
ではいったいどんなふうにつける?

noteにおいてタイトルをつける時の、僕の基本的な考え方はこうだ。

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