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法燈国師って誰ですか?

皆さん〜!こんにちは。ほんのり暖かくなってきました。いかがお過ごしでしょうか?

法竹演奏家の青山雅明です、ヨガや瞑想も教えています。倍音歌唱法でギター弾き語りなども時々やっています。

今日もやってまいりましたね。尺八の歴史の時間が!

『法燈国師』(ほうとうこくし)って尺八を吹いている方なら一度は耳にしたことがあるかと思います。

和歌山県由良の興国寺の法燈円明国師(ほっとうえんみょうこくし)のことですね(1207年〜98年)91歳!昔の人にしては長生きですね。

『法燈国師』(ほうとうこくし)僕も耳にしたことはあります!でも正直にぶっちゃけると、さほどよく知らないのでこの機会に勉強しましょう。興味のある方は一緒についてきてくださいね。


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『法燈国師』(ほうとうこくし)様、こんな感じの方だったみたいです。凛々しいですね。


まずですね。尺八は普化宗という禅宗の一派なのです。ただし普通の禅宗と違うのは吹禅(すいぜん)といって尺八を吹くことによって悟りの境地を目指すと。

この辺りの記事にちょろっと、その辺のことを書いています。読んでもらえたら嬉しいかな。

その虚無僧たちのやっていた禅『普化宗』の起源です。

この『普化宗』は古代中国の唐の時代の僧、「普化禅師」(ふけぜんし)をモデルに成立していった宗派なんだそうです。

この「普化禅師」(ふけぜんし)という人はあの臨済宗の臨済義玄(?〜866年)と親交のあった人物で、後年は臨済の元で過ごしていたそうです。

その「普化禅師」(ふけぜんし)が町へ托鉢行脚をする際に唱えていたお経というのがあって、それはこんなのです。

「明頭来也明頭打、暗頭来也暗頭打、四方八面来也旋風打、虚空来也連架打」

凄い!鬼滅の刃に出てきそうな、なんかの技みたいですね。「四方八面来也旋風打」っていうのが強そうな響き!

こんな経分を唱えながら街を托鉢していたのですな。このお経のことを「四打の偈」(したのげ)といいます。

このお経を唱えながら、鐸という大きな鈴のようなものを振りながら町を練り歩いていると、その姿にえらく感動した「張伯」(ちょうはく)という人物がその音色を尺八に移して、後世に残したとされているそうです。

その張伯が採譜した曲が、尺八の古伝三曲のうちの一つ「虚鈴」(きょれい)と言われています。

何だか、お腹がへってきたし、疲れてきたのでこの辺りにしときますね。

全然、法燈国師までたどり着けなかった〜!

ゴメンなさいね。

また明日。

今回も葛山幻海先生の「まるごと尺八の本」から勉強させて頂きました。

幻海先生ありがとうございます!


古伝三曲の虚鈴(虚霊)を吹いてみました。


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