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結局は、目的が大切なのよね

先日参加したオンライン症例検討トークショー「Think Together」
通称「TTT」

1つの疾患に対して様々な分野の先生がその分野の目線から
症例検討を行う今までにあまりなかった勉強会。

今回のテーマは「日本の骨盤矯正を討論する」

今の日本において骨盤矯正というものは誰でも聞いたことがあり、
それを求めて来院される患者様も少なくありません。

そのような現代において骨盤矯正の意味と位置付けの討論を聞かせていただきました。

前半部分では、分院展開されている整骨院の元分院長の方から
その治療院で行われていた骨盤矯正の話を聞かせてていただき
思わず開いた口が塞がらないような内容が多く、怖さを感じるような内容でした。

後半部分は、前半の話を受けての討論会。

話し合いが盛り上がったのは言うまでもありませんが、
今回の内容は「面白い」よりも「考えさせられる」という内容でした。

たくさんの話題がありましたが、その中でも私が気になったのは
「一般的な骨盤矯正とは?」
「結局、骨盤矯正は必要なのか?」
この2つの話題でした。

この2つの話題は今後考えるべきだなと思ったので、
ここで私の意見を書かせていただきます。


「一般的な骨盤矯正とは?」についてですが、
グループ院の元分院長であるタイガーさんがやっていた骨盤矯正を基準に考えると

詳しい内容は言えませんが、
治療というよりもスッキリ感・満足感のあるもの
という風に考えられました。

そして、多くの社員がそれに従っていたということです。

ここで思ったのが、骨盤矯正の内容ではなく
何も考えずに従っている社員でした。

会社に属せば、もちろんその院での治療法を信じて
施術を行っていくと思います。

しかし、今回の場合は
施術の意味・目的・意図について考えずにそのままやってしまっています。

教えてもらうのが当たり前となってしまった現代では
普通の状況かもしれませんが、
治療業界においてはこれは死活問題です。

「誰かに教えてもらったから」「みんなやっているから」

そんな理由で施術をするのでなく、
しっかり自分で確かめた上で患者さんに施術を行う

そうした上で自分の施術を見つけていく

これはこの業界にとって必須のスキルです。

なぜなら、感覚なんて人によって違うので、
誰かに教えてもらうだけでなく自分の感覚を養っていかなければならないからです。

なのに、その意識を持たずに現場に出てしまう。

それではなかなか業界の発展にはつながりません。

上にいる人たちを釣り上げるのは簡単ですが、
下の人たちの底上げを図る、そんなことを今後考えて行かないといけませんね。
(そんな私は何様?)


2つ目「結局骨盤矯正は必要なのか?」

持論を先に行っておくと「必要だと思います。」

パネラーの方が、「健康エンターテイメント」という言葉を使っていましたが、
良くも悪くも現代では健康を魅せる時代にもなってきています。

そのおかげで病院だけでなく、整骨院・整体院にも患者さんが増え
施術を受けてもらえるという機会が多くなってきました。

その中で、
「産後に腰が痛い」「腰が痛いのは歪みのせいか?」
なんて思いに対して
「骨盤矯正すればいいのか!?」
なんて想いにつながっていけたら自分たちの施術を受けてもらえる機会が増えます。

その時に、正しい知識を伝えて正しく施術をしてあげることができれば
自然とその方の周りで輪が広がっていくと思うんです。

正直、1人でやっているところより、
大手企業の方が一般に対して影響力を及ぼすことは想像に難しくありません。

だからこそ、そこに乗っかった上で勝負をするというのが大事なのかななんて思いました。
(まあ治療家同士に勝負なんてないと思うんですが、、、)

また、「子供がやってもプロがやってもサッカーはサッカー」
ということもおっしゃていましたが、
一般から見ると大して変わらないのかもしれません。

治療家目線で考えるのか、患者様目線で考えるのかの違いだと思います。

しかしそんな中でどうにかしたいという思いがあるから、
世の中に骨盤矯正というニーズがあるなら、
そこに立った上でプロのサッカーを行っていくのが面白いのかもしれません。


そんな感じで、今回のTTTも凄くも白かったです。

是非20代の治療家に聞いて欲しいので、ご興味ある方は紹介しますので
ご連絡ください!

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