2024/08/18レッスン

左手で1番難しいことは音程をとること。その中でもシフティングが特に難しい。上腕を内側に入れて、しっかりと肘から先を脱力して自由に動かせるように支えて弾くこと。
右手で1番難しいことはレガート。その中でも移弦の時にカクカクしないようにダウンの時にアップの準備&次の弦の準備をする必要がある。

Paganini Caprices 24 No.5

Agitato 練習法
そもそも、ボウイングは全てレガートから始まる。
ゆっくり練習する時はレガートでする。それが速くなったら自然と弓が飛ぶから。

ゆっくりの時に飛ばすために弓を持ち上げてしまうと、腕を固めることになるので、速くなった時弾けなくなる。

弓の上手く飛ぶ位置は、背が低い(腕が短い)と見つけにくいので、工夫する必要がある。
肘が直角になる所が良いらしい。しっかり重さがグッと乗るように。

冒頭a moll 苦しみ、怒り

最後A dur 解放、喜び

下のa♩も大事だが、どんどん気持ちが強まり高くなっていく上の♩がより重要(テンションが高いから)。
すると、2点気をつけたいことがある。

1つはダイナミクス。
アルペジオの細かい音の部分はcrescendo(弓を残しておく。特に弓先は弱くなるから。)したくなる。下のa♩は音の出たしは強いが、少しdiminuendoしてアルペジオに備える。

もう1つは音価。
下のa♩毎回伸ばしていたら、音楽が生きない。上の♩は長くなるのは自然なこと。

♪は待ちきれない感じ。1つの表現としては、出だし強くすぐにdiminuendoして、レガートで次の音へ繋げる。そうするとドキっとするような怖い感じが出る。

最後の16分音符は他の音の音価よりも短いが、a mollの苦しい強い感じを出したいので、音を放つというよりかは締めくくる感じ。

左手。アルペジオの下降形は腕が流れないようにする。また、指は兵隊さんが待ち構えているように立てる。


Bach Sonata No.1 for Solo Violin Sicliana

音楽がシャイになっている。アーティキュレーションをするのを恐れないこと。もっとダンスな感じにすること。少し悲しい表現に聴こえる。

弓の銀色の部分を持って、バロック棒のように弾く。バロック棒は今の弓より短く軽い、カーブが逆になっているので音が減衰する。それを表現しよう。
アーティキュレーションもつけやすくなる。

また、今の楽器のようにダイナミクスを表現できないから、タイミングで表現する。重音を弾くとき、2個2個に分けるだけでなく、重要な音は先に弾く表現もあると良い。


Sibelius Violin Concerto 1st movement

冒頭
音程が不安定なので、左手の上腕で常にしっかりと支えること。
叙情的な表現にしたいのなら、指を寝かし、指の腹を使ってまるいvibratoをすること。特に体格が小さく手が小さい人は速いvibになってしまいがちなので、気をつけるとよい。また、4の指も良い音出しづらいので、避けてもよい。

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