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#1 辻康介と葉山古楽婦人会

昨年から関わらせて頂いている、
《辻康介と葉山古楽婦人会》の皆様。
5/1に第30回葉山芸術祭の企画のひとつとして
旧東伏見宮葉山別邸にて開催された
オルフェオの音風景。

コンサートは別邸とサウンドスケープの
レクチャー付き2回公演、午前中は
こどものための公開リハーサルなんてものもあって
盛りだくさんでした。


どちらも満員御礼となり、聴いていて飽きない構成と演奏、もっと沢山の人に知ってもらいたい方々です。
そういえば、このチラシの写真を撮らせて頂きました!良い写真になったようで、使って頂きました!
 
そうそう、団体の名前の通り声楽家の辻康介さん含め皆さんは葉山在住という…古楽器を操る者が集う場所なのか… いや、そもそも葉山という所がアーティストが集う場所なのでしょう。

さて

この空間、響きは悪くは無いですが、決して
素晴らしい響き、という訳でもありません。
(この部屋は食堂として作られたらしいです)
過去に何回か収録(無観客)もしていたのですが
その際は3mぐらいは伸びる大きめ太めのスタンドを
ドカンとたてて2本ないし4本のマイクを
ステレオバーに付けて収録をしていました。

しかし今回は有観客、しかもお客様優先で目立たないように、と言われてしまっているのでそんなものは使えません。
収録に関して一つの問題がここで、基本的には生音を聴きにきているお客様が最優先ですし
されるべきだと自分も思います、しかしながら音のことだけ考えればベストポジションは客席のど真ん中にでも置きたいと考えるでしょう、
実際は何事もバランスが重要で客席、演奏者、さまざまな事情を考慮して現場毎にベストポジションを決めています、今回は背の低いショートスタンド(現場では259とか言ったりします)を使用して
ステレオペアで2本のマイクをメインに設置。
チェンバロとハープを拾えるようにそれぞれサブで1本ずつ、と言う配置。
さらにサウンドスケープがテーマでもあるこのコンサートに置いて音風景、環境音を拾えるようにアンビエントに2本の計6本を使用しました。
使用マイクはSennheiser MKH8020、とRoad NT5。
1回目はあまり環境音なく…でしたが
2回目は雨が降ってきてこの雨音もまさに
サウンドスケープの醍醐味、 すなわち

        間     の時間
を楽しむことが出来たようです、8020は無指向性という、指向性がない(もしくは全方位にある)
マイクなのでサウンドスケープには持ってこいの奴でした、雨音もちゃんと拾えたようです。

長くなってしまったので今回の収録記はこの辺りで!
マイクの指向性やスタンドの種類、なんかも
そのうちネタにしたいと思います。

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