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新アイテムへの想い(その3) (スイスでワイン造ってるの? #45)


前々回前回と新しいワイナリーの出会いと新アイテムの想いを綴りました。
今回と次回は以前からお付き合いいただいているワイナリーとの出会いと新アイテムについて綴ります〜。

セッテマッジオ(Cantina Settemaggio)

settemaggio看板

セッテマッジオは、スイス南西部イタリア語圏ティチーノ州(下地図赤塗り部分)ベリンゾーナ郊外の幹線道路から曲がりくねった坂道を上ったさんさんと太陽が降り注ぐ丘にあります。(タイトル写真)

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TUBS, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons

セッテマッジオとはイタリア語で5月7日を意味します。
このワイナリーからワインを輸入するまではイタリア語の「イ」の字も知らなかったぼく。
てっきり多くのワイナリーと同じように「セッテマッジオ」も生産者一家の苗字かと思っていました。

ほな、なんで5月7日なん?

5月7日は生産者ファミリーの末弟の誕生日なんだそうです。

へぇ〜、それならヘルベティカもぼくの誕生月11月から合同会社霜月(しもづき)にでもすればよかったんか〜(笑)

セッテマッジオとの出会いは、スイスを巡ってワインを探していた時、スイス中央部ルツェルンで開催されていたワイン展示会Vinea on tour Luzernでした。
そこで出会ったのが営業を担当している生産者一家の3きょうだいの真ん中、Eliana(エリアナ)です。
彼女の話を聞くうちにワイン造りの哲学にどんどん引き込まれ、この人とお付き合いしたいと思いました。
お付き合といっても男女関係やないで〜(笑)

後日、商談を詰めるためにティチーノのワイナリーを訪問した時には家族総出で迎えてくれたエピソードは以前の記事をご覧ください。(写真下は長兄を除く一家との食事風景)

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ガメディオ2019

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思い入れの強いワイナリーで色々アイテムを揃えたいのですが、なにぶんメルロ王国のティチーノ州、ラインナップもメルロばかり。

う〜ん、なんかエエのんないかな〜
と思案しながら、以前のテイスティングノートをぱらぱらめくっていたら、「ある、ある!メルロやない1本が❗️」

それがこのセッテマッジオ・ガメディオ2019❗️

ぶどう品種はスイス固有品種のガロッタ❗️
なんじゃそりゃ〜(笑)
ガロッタは北イタリア原産のアンチェロッタとガメイの人工交配種。
ラズベリーなどの赤い果実の味わいのこの一本、日本のみなさんに驚きをもたらすでしょう〜

名前の由来を聞いたところ、
「元々Gamaret(ガマレ)*1、Merlot(メルロ)、Diolinoir(ディオリノワール)*2 の品種で造ってたから、頭文字をとってガメディオってしたけど、品種変えたから今は意味ないね〜ん
って。

品種変えたんやったら名前も変えようよ〜(笑)

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*1 ガマレ スイス固有品種、ガメイとライヘンシュタイナー*3の交配品種
*2 ディオリノワール スイス固有品種、ロビン・ノワール*4とピノ・ノワールの交配品種
*3 ライヘンシュタイナー ドイツ原産の交配品種、ライヘンシュタイナーを片親にしている交配品種がスイスでは多く栽培されています
*4 耳なれない品種に注釈をつけ出すと無限ループに入ってしまいそうなので注釈やめときます(笑)

おまけ〜セッテ・プント・チンクエ2017

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新たなアイテムではありませんが、セッテ・プント・チンクエにまつわるうんちくをご紹介。

イタリア語で「7・5」(なな、てん、ご)を意味するこの一本。
勘のいい人ならもうお気づきですよね。
そうです、末弟の誕生日を数字表記したのです。
ヨーロッパでは月と日は日本とは逆に日、月の順で表記します。

どんだけ弟好きやねーん(笑)

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Beyond the Glass
ワインを通じてスイス文化を日本のみなさまへ
www.vinumhelvetica.com


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