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脳の特徴を味方につける〜身体で覚えるメリット、デメリット〜

こんばんは。Vinoです。
明日はバレンタインデーですね。
はじめましての方へ。

この前、ヤマカイさんというプロのバレエダンサーYouTuberの動画を偶然見ました。こちらのヤマカイさんは、超進学校の函館ラ・サール高校をご卒業後、単身ニューヨークへ渡り、プロのバレエダンサーになり、もっと日本にバレエを広めるため、YouTubeを始めたそうです。

こちらの動画は、SEKAI NO OWARI のhabitという曲のダンスをバレエシューズを履いて踊るという面白い企画なのですが、つま先立ちでジャンルの違うダンスを踊ってしまう凄さに圧巻でした。

ちなみに隣で踊っていらっしゃるのは、パートナーのネレアさんという方です。
ネレアさんの方が上手でした(笑)

先日、下記の記事で大脳基底核と直観について触れましたが、更に調べていたら、大脳基底核は、直観だけでなく、記憶にも関係してくる部位だと分かりました。

大脳基底核が関係する記憶は、頭ではなく身体で覚える記憶になります。

記憶というと、よく海馬をイメージすると思いますが、海馬は、頭で覚えておくため忘れてしまうことがあります。

しかし、大脳基底核が働く「手続き記憶」と呼ばれる記憶は、一度覚えるとずっと忘れない性質があるようです。
筋肉の情報が小脳に届き、意識しなくても出来る仕組になっています。
確かに、一度しっかり身体に叩き込むと、勝手に身体は動きますね。

頭では、出来ないかも、動かないかもって思っても、いざその場面になると意識して動かそうとしなくても自然と出来ます。
でも、自分では、どうやって動かしているのか分かりません。

例えば日常生活で、自転車に乗るとき、いちいちペダルを漕ぐぞ!と思って乗らないです。慣れたら手放し運転だって出来ちゃいます。

今はウインタースポーツのシーズンなので、スキーされる方いらっしゃるかと思いますが、練習すればターンするときに、ターンの手順を考えず自然に曲がれると思います。むしろ、頭で考えていたら間に合わないでしょう。

冒頭で取り上げた、YouTuberのヤマカイさんとネレアさんの踊りを見て、身体に染み込ませることの重要性を改めて感じました。

そして、一度、自分の身体にパターンを記憶させれば、ジャンルの違うことにも応用出来てしまうメリットもあるのだと分かりました。

スノーボードのオリンピック金メダリストの平野歩夢選手は、スケートボードでもオリンピック出場されていました。スゴいですよね。
どちらも板を使う競技ですが、それでも普通の人には届かない領域です。

語学も何か一つの言語を習得した人は、違う言語の習得も早いと言います。
語学は手で書いたり会話したり筋肉を使って覚えるので、身体で覚えている記憶という面もあるのかなと思います。

ただ身体に覚えさせるデメリットとしては、変なクセが染みついてしまうと修正するのに時間がかかってしまいます。
スポーツでは最初に変なフォームを身につけてしまうと、なかなかそのクセが抜けず上達の妨げになることがあります。

冒頭で話したヤマカイさんも、他の動画で、他のジャンルのダンスは難しいという話をしていました。バレエ特有のクセというものがあるようです。

何かを始めるときは、まずは、基礎をしっかり学び、それを自分のものにできたら、次に型を破る、守破離の順番で習得していきたいです。




型を破る前に、しっかり基礎を身につけよう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


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