自分の内面にある能動性と受動性とのせめぎ合い
「おまえは、タイヤ引きトレーニングの為のトラック用タイヤか?!
邪魔ばっかりしやがって!」
僕の中には二つの人格が居ます。
一つは、「挑戦冒険くん」
新鮮感や変化を好み、挑戦や冒険を嗜好する行動派。
「人生のオーナーシップを自らの手に」の体現を目指す。
もう一つが「繊細安心くん」
繊細で傷つきやすく慎重。丁寧に物事を運ぶことを嗜好する慎重派。
入念な準備、相手や場の空気への配慮、内側の感覚を大切にする。
この二人は、常に僕の内側で思うがままに発言をしたり、
非難しあったりを続けてきました。
今回の一連の発信をしていく上で、この両者が激しくやり合う、罵り合うことが起きていたので、「大人の自分」をファシリテーターとして介して意見交換をしてみたことは、以前お伝えした通りです。
その結果、
お互いに相手への感謝や尊重の気持ちを伝えあったりして、
相手を蔑ろにはしないことが一応確認出来ました。
その上で、
「繊細安心くん」の不安を受け止めた上で、尚、
今は、動き出した流れに乗っていくことを意図したいので、
一旦は、「挑戦冒険くん」主導でここまで進んできました。
そして、先回の投稿で、一旦、僕が読んで下さった居る方々に
お願いしたいことを伝えたところで、1つのステージを終えた感覚を覚えました。すると再度、両者の葛藤・罵り合いがここ数日勃発しておりました(苦笑)
そこで、「挑戦冒険くん」から発せられた「繊細安心くん」への
暴言が冒頭にも乗せたこのメッセージです。
「おまえは、タイヤ引きトレーニングの為のトラック用タイヤか?!
邪魔ばっかりしやがって!」
「繊細安心くん」が主張する不安や、心配、懸念、指摘に辟易とした「挑戦冒険くん」が怒りをぶつけた形となりました。
前回は、「繊細安心くん」の気持ちを掘り下げてみましたが
今回は、「挑戦冒険くん」の気持ちを掘り下げてみることにしました。
「挑戦冒険くん」は、前述したように「人生のオーナーシップを自らの手に」を体現することを
目指しており、行動を起こしていくこと、変化を起こしていくことに重きを置いています。
そして、この行動を起こしていくことで、たくさんの新しいことを体験でき、その事で、人生が切り開かれてきたことを知っています。
そうした結果として、今の自分があることを自負しており、誇りにも感じています。
だからこそ、「挑戦冒険くん」は「繊細安心くん」に引っ張られて停滞すること、後退すること、ましてや引き籠もることには我慢が出来ません。
そんな「挑戦冒険くん」からすると、「繊細安心くん」は「これから!」という時に限って
不安や心配や懸念点を並べ立て、前進をストップさせてくる邪魔者でしか無いのだと思います。
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そりゃ、確かに、危険を回避するアラートは出してくれたりして、生き残って来れたのは「繊細安心くん」の功績「も」あったとは思うけど。
でも生き残って来れたのは、僕の行動力と決断力があって「こそ」の結果だよね!(笑)
逆に、「繊細安心くん」があれほどまでにブレーキを大げさに掛けなかったら、もっともっと新しい境地に行けていたんじゃないの?「繊細安心くん」は大げさすぎるんだよ〜(困)
(「挑戦冒険くん」談)
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「繊細安心くん」さえいなければ、「繊細安心くん」さえ邪魔しなければ。とは「挑戦冒険くん」の極論であるので、ファシリテーターである「大人の自分」はそこまで極端には思っていないのですが
(「繊細安心くん」も大切にしながら、「繊細安心くん」と折り合いを付けながら、といった感覚でしょうか)
とはいえ、
ここで気づけることは「大人の自分」でさえ
主が「挑戦冒険くん」
従が「繊細安心くん」
といった具合に、優劣で捉えているところが僕にはあるようです。
想い返せば、
「繊細安心くん」が、自分をたくさん不安な気持ち、心配な気持ちにさせ、おなかを痛くさせました。
鈍感力のようなものがあれば、どんなに気楽か?と羨んだこともあります。
なので、「繊細安心くん」は、今更変えられないから、諦めて付き合っていく自分の一部分、しようがないなぁ、そういう部分もあると諦めて、その上で、どのように生きるか?を考えよう・・・。
そんな捉え方をしてきたようです、僕は。
今ここで、僕の中で新たな問いが生まれています。
「繊細安心くん」を「従、劣」ではなく、「主、優」とした生き方は無いのか?
言わば
「繊細安心くん」が主
「挑戦冒険くん」も主
という自分なりの生き方。
それにはまだ圧倒的に
「繊細安心くん」があったからこそ、幸せだったという経験知が積み上げられていないこと。
(例えあったのだとしても、それを認知できてこなかった)
「繊細安心くん」があったからこそ得られてきた歓び・幸せといった過去の認知を書き換えていくと共に
「繊細安心くん」があるからこそ得られる歓び・幸せを体感し積み上げていきたいと思います。
(正に、レイチェル・カーソンが唱える「センス・オブ・ワンダー:自然に触れて深く感動する力」をもう一段深めてみるところからかな。
とはいえ、それなりに自然には触れて感動してきたのだけどね。)
「人生のオーナーシップを自らの手に」する道だと信じて探求していきたいと思います。
(旅はまだ続く)
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〜人生のオーナーシップを自らの手に〜
エグゼクティブ・コーチ
ヴィニー垂水
自分の人生のオーナーとして主体的に生きることで、自分が持つリソースを気づき、最大限に活かすマネジメント・リーダーシップを発揮したいという方は↓