びんがの戸開き
【呑屋日記3/31】店構えの佇まいからして阿佐ヶ谷入りにくい店No.1であろうBAR頻伽。
そうしてあるのには意味がありまして、鎖国したからこそ江戸文化が花開いたように、ひとつの世界観を共有できる酒愛好家の純粋培養に役立っているのであります。
そしてこの空間にご縁のある方が自然に辿り着けるように、春分から立夏、秋分あたりに紫扉を御開帳いたします。笑
新規のお客様がふえる時期です。
意識をこちらに向けた人だけこの店に気づく。パラレルワールドへようこそ。
昨日も新しい出会いがありました。
今までこの店に気づかなかったのに、戸が開いていたのでふとみると昭和なパーカウンターが目に入ってきた。
紳士がふたり。
ひとりが驚く。
クヴェヴリワインに。
鎮座するお酒たちに。
旅帰りにハイボールでも1.、2杯のんで帰ろうとしただけなのに、そうはいかなくなってしまった。
ひとりはガチな自然派ワイン好き。
ひとりは嗅覚のある呑み士。
酒場の須くや酒の伊呂波を熟知しているので、こちらも話が深くまで切り込める。
「いやあ、まいった!おもしろい!
こんな店に出会えたのはここ何年かで初ですよ、また来ます。」
「えー!ありがとうございます!
酒愛のあるかたが来られるとおたく全開になってしまいフルスロットルで失礼しました!笑」
彼らもただものではないなとにおっていましたが、やはり。
これもご縁で、私の故郷、豊橋の港にかつてレイチャールズ、BBキング、ダーティーダズンブラスバンドを呼んだ一大イベントがありました。
それに出演した日本人アーティストでありました。
豊橋の共通の知人や店の話になり、お酒はどんどんすすむ。
私も本気でレコードをセレクトし酒と音に酔いました。
たくさんのんでいただき、ごちそうになり、とてもありがたかったです。
またおまちしてますね!
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