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持ちつ持たれつ。

フランス語教室(もうしばらく行ってない)のお友だちにK木さんという人がいる。いつもホームパーティに呼んでもらって好きなだけ飲んだり食べたりさせてもらっているので、「いつもご馳走さま。お礼にシャンパンセットを送ります」と伝えたら、「じゃあそのシャンパンで新年会しようか!」という返事がかえってきた。わたしとしてはK木さんご夫妻で仲良く飲み比べでもしてほしいな…っていう気持ちからだったんだけど、彼女がいうには「シャンパンはみんなで飲まなくちゃ美味しくないので!」だそうで。…というわけで、今月の中ごろにさっそく新年会パーティの予定が入った。お友だちは本当に数えるほどしかいないのだけど、みんな面白くって退屈しないし、なんだかんだわたしのスケジュールは賑やかだ。

K木さんご夫妻は70代で、ともにリタイア組だ。マンションで猫ちゃんたちとお気に入りのもの(モノがほとんどないお部屋なんだけど)に囲まれて暮らしている。気取らない人たちだからお宅に伺うのがとても楽だ。呼ばれてくる人たちも、勝手に来て、好きなことをしゃべって、勝手な時間に帰っていく。K木さんみたいな人と話していると、お友だちや恋人なんか何歳でも(どこの国の人でもどんな性別でも)いいよねー、という気持ちになる。一緒にいて楽しければ。素敵な人に年齢(とか国籍とか性別とか)は関係ないから(と思うのですけど)。

で、うちの夫は、お正月の2日からさっそく新年会があって出かけて行った。おかげさまで居間を独り占めできるし、ゆっくり本も読めるからいいのだけど。今日はシャワーのあと日本酒(なぜか菊水のデカい瓶がある)でも飲もうかな、と思っている。

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そうそう、昨日の石川県の地震、力になりたいけど具体的に自分ができることは何もなく、気持ち的にはオロオロ…という感じ。とりあえず、募金ぐらいしかないよね。こんなふうに日本中が災害だらけだから、自分の暮らしている町がなんともないのが不思議に思えてくる。自分だって予期せず突然被災者になるのだから。それに東京は直下型がきたら終わりだ。乾パンやら防災グッズが何になるのか…という気もしなくはないけど、とりあえずは備えておく。このあれこれも先人たちの知恵の結集なんだよね。

それと、1月の震災といえば阪神淡路があったなぁーと思い出していた。当時わたしは中学3年生で、理科の時間に先生が、「アナウンサーの言う『震源地』という言葉は間違いだ!!正しくは『震源』だ!!」と怒っていた。地震のたびにそれを思い出してしまう。いつも機嫌が悪くておっかない先生だった。そしてわたしはいまだに「阪神」の区域とか、淡路の場所を正確に知らない。けっこうこれは問題だと思う。





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