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「明確な目的」と言いたくて”mục đích sángと言ったら間違いだった/私のミスを大公開

新しい言語を学ぶ事は、自分の視野をひろげてくれると思います。
ベトナム語おたくのLyMyです。

また間違えました!

今日の授業で学ぶことの目的(mục đích)について話しました。

最近、ベトナム語の学習は習慣となったのでもはや目的が無くて、My先生にこう聞いたんです。

✕Khi học ngôn ngữ, mình phải có mục đích sáng phải không?
(言語を学ぶときは明確な目標って必要かな?)

↑※これは間違い

何が間違いなのか、結論からを言うと

〇mục đích rõ ràng

が正しい言い方なんです。辞書を引いたとき、英語の「clear」に当たるベトナム語が sáng だったので、使ってしまったのですが。

【sáng】VS【rõ ràng】あなたはしっかり使い分けられますか?

sángはこんな時に使われていますね。

buổi sáng
đền điện sáng明るい電灯
sáng mắt(はっきり見える、目が覚める)…などなど

※ちなみにsángは漢越語で【創】と書くようです。

これらの単語から想像するのは何でしょうか?はい、イメージでは見た目が明るい感じ、を表しています。

https://images.app.goo.gl/Y7rebPedkwB5WP7d9

なので、これは物理的にはっきりしていたり、明るいという描写で使われます。一方で、

rõ ràng の使い方を見てみると、

nói rõ ràng(はっきり言う)
thấy rõ ràng(はっきり見える)
trả lời một cách rõ ràng(明確な1つの答え)などなど…

さらに、詳しく説明を見ると…

"rõ đến mức ai cũng có thể thấy, có thể nhận biết được một cách dễ dàng"

http://tratu.soha.vn/dict/vn_vn/R%C3%B5_r%C3%A0ng

ともあります。
つまりは、rõ ràngは 物理的にしっかりと見えるという意味に加えて、しっかりと認識できる、という意味合いになるのです。

だからこれは間違いでした。

「目的」というものは、物質的なものではなく、人間が感覚的に認識するものですね。そのため、My先生曰く、mục đích sáng ではない。mục đích rõ ràng と言いましょう!とのことでした。

すばらしい気づきを得ました。

今回の参考文献と参考ウェブサイトです。

川本邦衛.『詳解ベトナム語辞典』. 大修館書店,2015

読んでいただき、ありがとうございます。一緒にベトナム語を楽しみましょう!^^

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