花のちから

「花の色は不思議。光のメッセージをわたしたちに伝えてくれる。信頼、愛情、安らぎ、癒し、躍動・・・・。わたしたちの心は花と、色と、同調する。さぁ、今日は何色の花を愛でよう？」

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自然の美しさに感性を開いていくと、わたしたちは花の美しさに魅了されていきます。ただその色を眺めているだけで癒され、呼吸が深くなったり、情熱的に心が弾んだりと色によって心が影響を受けるのがわかります。

ハワイ語で花はpua。puaには花だけでなく、人、子供、子孫という意味も含まれています。人も大地のエネルギーを得て咲く花である、という意味です。

花の状態を見れば、大地の健やかさがわかる。それと同じように子どもたちの健やかさは大地の健やかさに支えられていると考えられています。

私たちを元気づけ、癒しを与えてくれる花の色。色は光の波長ですから、その波長がわたしたちの目から脳に伝わり、感情にまで影響を及ぼすこともわかってきました。

そんな花の色も、原始の花にはこんなにたくさんの種類はなかったそう。

より遠くまで種を運んでもらうために、より多様な交配をするために、進化の結果、これほど多様な色が生まれたのだとか。

植物の生殖器でもある花。生命のもっとも大切な部分だからこそ、命にとって必要な進化を遂げたのでしょう。だからこそ、花の色は私たちに大きな力を与えてくれるのかもしれません。

ハワイの人々は花をレイにして大切な人に贈ったり、髪に飾ったり、暮らしのあらゆる場面で用いています。花を摘むときには植物や木に許しを求め、感謝を表します。

いろいろな変化が起きている時代。花の持つ特別な力を改めて感じて、わたしたちも暮らしを花で彩っていきたいですね。