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業界から消えるクリエイターの特徴の話

カナイです。

こんな記事を見つけました。

自分もテレビ番組制作を振り出しに、動画クリエイターとして8年近くやってるわけですが、30歳を過ぎたり、動画業界も絶えず流行やテクノロジーが変化していることを考えると、本当にいつまでこの仕事ができるのか、いつまでやるべきなのか、と考える日々です…。

そこで、この記事で書かれていたことを、自戒もこめて、"動画"業界に絞って検証してみたいと思います。

クリエイティブ業界から消える人の特徴
①作品数が少ない人
②変わらない人
③長期計画を立てられない人
④すごい友人をお金に変えられない人
⑤お金が好きでない人
⑥元気がない人
⑦発表しない人

①作品数が少ない人
確かに多いほうがいいですが、特にクライアントワークだと、一般に露出されない作品も多く、作ってもなかなか実績に繋がらないことが多いです。クライアントや代理店からの信頼にはつながるかと思いますが、あんまりやりたくない分野だったり、お金(安くてもダメだけど)以外の積極的なメリットがないのであれば、やる意義を見直すべきかなと思います。

②変わらない人
一応、今ネットで話題の動画やテレビ番組などは追いかけてますけど…自分の感覚を変えていくのはなかなか難しいですよね。
手っ取り早いのは、いろんなスタッフやクリエイターと案件内外で交流することだと思います。僕はよくイベントやセミナーに行って、いろんな情報に触れたりしてるんですけど、信用できる人からのリアルな情報の方が印象に残りますよね。そうやって、なるべく古くならないようにしています。

③長期計画を立てられない人
広告を出せたり、売り上げに応じて儲かるwebサービスやアプリと違って、特にクライアントワークの動画は、作り続けないと稼げない、非常に肉体労働的な仕事です。
しかも、クライアントからの制作予算は段々下がっていってます。でも、目先の売り上げや関係性のために安くても受ける。結果、体力は疲弊しクオリティも落ちてしまう、非常に負のループです。

なので、動画を作り続けなくても稼げる仕組みを考えないといけないですよね。例えば登壇したり、コンサルやったり、コラム書いたり、ブレーンとして月契約で案件に参加する。なるべく今までのスキルを生かして、業界内に還元できる方法がいいかと思います。

実は、個人的に"元テレビマンの目線で動画のコンサルをやる"サービスを出しています。以前受けたのは、新しい生配信クイズの動画を見て、それにテレビマン目線でアドバイスをする仕事で、1時間話して数千円という仕事。これが単価上がればいいんですけどね。

④すごい友人をお金に変えられない人
確かにいるんだけど、ギャラや案件の相性でなかなか仕事に繋げられないことが多い。これこそ、損してもいいから案件やって、一緒に露出をあげていく。そういうトライアルができる環境にしたいですね。

⑤お金が好きでない人
お金が好きな人は当然請求もしますし、働くことも好き。ということですが、③の肉体労働にならないように、稼げる場合は思い切って外注多めにするなど「選択と集中」を心がけたり、お金になるタイミングを「今/将来」どっちに考えるかとか、賢く増やしたり使えるようになりたいと思っています。

⑥元気がない人
楽しそうにやるのが一番いいですよね。でもそういかないことが多い。クリエイターは孤独になりやすいし。疲れたら寝るのがいいし、無理はしない。言いたいことは言う。なるべく抵抗する。一応そう心がけています。うまくいってませんが…。

⑦発表しない人
自分も一応、過去の作品はサイトにまとめています。いつ役に立つかわかりませんけど、残しておいて損はないと思います。
ただ①でも触れましたがクライアントワークは残らない作品も多い。このサイトに載せられない案件もたくさんあるんですよ。もちろん自分のスキルには繋がっているんですけど。


ということで、他にやりたいことが見つからない限りは、なるべく1日でも動画クリエイターで食べていけるように頑張っていきたいですし、他のクリエイターのみなさんとも苦労を分かち合いたいです。


ではまた。


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