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ももりゅう散歩☆祭りの風情と新しい扉☆

いつもの散歩コースの愛宕神社で「ほおずき夏祭り」を開催しています。

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ほおずき夏祭りは毎年「海の日」とその前日の日曜日の2日間で行われるもので、今年は7月22日と23日の開催になっています。明治期に無病息災を祈ってほうずきを奉納してご利益があったことから現在まで受け継がれていて、福岡三大夏祭のひとつに数えられる伝統行事なのだそうです。

例年だと周辺にたくさんの露店が立ち並ぶそうですが、さすがに今年は縮小して行われているようです。

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私は ほおずき夏祭り自体が初めてで勝手がよくわからないのですが、ほおずきが買えたらいいなと思い出かけました。

朝顔と ほおずきと線香花火と。風情があって美しいですよね。

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がしかし、今年の分のほおずきは既に終わったようでした。

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家に着いてマンションの前を歩いていると、生垣から「ガサッ」と音がして何かが飛び出したと思ったら。蝉が「ジジジ」と鳴きながら 私の みぞおちあたりにぶつかって、そのまま飛んでいきました。

来年はもっと早く行ってみよう。そう思った真夏の午後でした。



ところで昨晩、衝撃的なできごとが起こりました。

「これでおしまい」と書かれた かなこさんの記事。コメント欄も閉じられています。気になる方は、ぜひ かなこさんのnoteへ足を運んでみてください。

そこに貼られていた かなこさんの記事。かなり前に読ませていただいたのですが、改めてじっくり読んでみました。

そこに書かれた葛藤、理不尽な世の中、そして保育士としての思い。かなこさんとより深く知り合えた今、読ませてもらうと本当に胸が震える思いです。

地域の方や子供達のことを第一に考えて、いつも誰に対してもやさしくフラットな眼差しで見守ってくれる人。それがかなこさんでした。


私が保育園に通った昭和の時代って、今と違ってやさしい先生ばかりじゃありませんでした。田舎に住んでいたのであまり同世代の子と関わることがないまま入園した私は、友達の作り方がわからずいつも一人ぼっちでした。お散歩のときに2人ペアで手をつながなくてはいけないとき、身長順でペアになったHちゃんには見えないように爪を立てて手をつながれました。それが続いたので先生に言うと「Hちゃんはきっと、ももりゅうさんと友達になりたいんだよ」って先生は言いました。それってただのきれいごとで、私が理不尽に納得させられているだけに感じます。

また別の日。その日は担任の先生がお休みで、教室は隣のクラスのS先生が担当されていました。保育園にまだ慣れていなかった私は給食が始まってもなぜか体がフリーズしてしまい、食べることができなくなってしまいました。それをS先生に「食べなさい」と注意され、ショックで更に食べられなくなり固まっているとS先生は自分の机で給食を食べながら大きな声で「みなさ〜ん、ももりゅうさんは給食を食べていますか〜?」とクラス中に響く声で言われました。

またある時は、みんながトイレに行く時間。トイレの前で列になって並んでいるとき、その日のトイレ担当はS先生でトイレの入り口で指示を出しながら子供達を見守っていました。私の順番が来て、そのとき私の目の前にあったトイレ用スリッパは、ある生徒が漏らしたときに履いていたからと普段からみんなに避けられているもの。当然私も履くのを躊躇していたらS先生に「早く履きなさい」と頭を叩かれました。

私が娘を持つようになって出会いお世話になった保育園の先生は、もう何百人という人数になると思います。でも、誰一人として嫌な先生はいなかった。どの先生も、子供達のために本当に良くしてくださいました。だから先生に対する偏見なんてないし、保育園の頃の嫌な経験なんて長い間思い出すことはなかったのです。でもここ最近自分の過去を振り返るようになって蘇ってきた記憶。自分が保育園の頃って楽しいと思ったことなんてなかったなって、当時の私をかわいそうに思いました。

そんな私が かなこさんのやさしさに触れるようになり、いつも思っていたこと。

「かなこ先生の生徒になりたかった」

こんなに温かい人っているのかと思うほどに かなこ先生は やさしく強く。私はかなこさんの言葉を待っていたし、いつも「ももりゅうさん。かっこいい」ってほめてもらえるのがとてもうれしかった。

この先かなこさんとの関わり方がどのように変わっていくのか、あるのかないのかはわからないけど、悲しがっているばかりでは何も成長できないままです。

こんなにみんなから慕われているのに「これでおしまい」と言い切ってしまえる潔さ。ここから学ぶべきことってたくさんあると思うのです。確かに現状維持って安心安全で、ある意味「ぬるま湯に浸かっている状態」だと言えるでしょう。もちろんそれが心地よくて、その状態がベストな時があるのも否定はしません。ですが やはり一度きりの人生、自分のために決断をしなければいけない時ってあるわけで。人生の最後の幕を閉じるタイミングで「もっとチャレンジをしておけばよかった」と後悔しないためにも自分に正直に生きることって大切だと思います。

そして身を持って私たちに教えてくれた かなこさん。彼女の生き様はカッコ良く、憧れる部分がたくさんあります。もちろんかなこさんも人間ですから、いろんな側面があるのは承知の上です。

自分が歩いてきた足跡や失敗した経験、人間臭い部分も含めすべてが味になるように。切磋琢磨しながらこれからも自分を磨いてゆこう、素晴らしい人生にしようと身が引き締まる思いです。

「町会長の妻」さんから「かなこ」さんに変わられたタイミングで、いちばん最初に「かなこさん」と呼ばせてもらったのって実は私だったんです。それは本当にうれしいことでした。そしてこの改名も含め幾つかの段階を踏んでかなこさん自身も変化しながらnoteを続けてこられました。気づくと私自身も決意表明のような記事を定期的に書くようになり。おそらくですが自分自身の軸のブレを正す作業をしているのだと思います。

かなこさんから受けたたくさんの愛情を胸に、これからもしっかりと自分の人生を生きていきたいと思います。

かなこさん、本当にありがとうございます!


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未来はいつも面白い!