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再びのホテル住まい 4日目

こんなタイトルを書くとまるでホリエモンさんのようだけれど、実際のところホテル暮らしはとても快適だ。必要最低限のものがあればいい。連泊プランで割引率の高い場所に滞在しても、毎日のことなのでお金はかかる。けれど、我慢し続けることで思考停止になりたくない。私たちは自由だ。もちろんずっと続けていけない事はわかっている。でも、今、今日の私はとりあえず幸せだ。 義母が興奮してしまう度に、家を出ている。何事も状況が許せば我慢しない。私の心は私のものだ。自分自身が落ちてしまうことくらい自信

    • こころのおきば

      これまでの私たちは と書いたところで ではこれまでとはどうだったんだろうと思う ・・・ 彼とは付き合ってからを振り返ると20年以上一緒にいて、そのうち15年以上一緒に暮らしてきた。他の方々と同じように、時に話し合ったり、口論したりもした。お互いの性格への慣れも必要だった。完璧ではないけれど、お互いの性格や性質を思いやりながら、バランスを取ってきた。日々、そのバランスは微妙に形を変えることはあったけれど、それでも仲良くやってこれたのは、同じではないけれど同じようなものの見方

      • 甘い予感

        先月末。あと4日を残して私たちは慌ただしく部屋を後にした。もうくたくたでへとへとだった。 体力の限界を感じながら義母の暮らす家にたどりつくと、薄暗い部屋の中でだらしなく寝転んだままの義母の姿が飛び込んできた。もう見慣れている光景ではあるが、ぎょっとする。ここ1ヶ月半の引越作業と仕事との両立で心身ともにすり減っている。そんな私たちに労いの言葉はなく、ぼんやりとした表情でのっそりと炬燵からはい出してきて、ああ来たんだという表情で見つめてくる。 私はその目をみていられなくて逸らし

      再びのホテル住まい 4日目