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家賃型シェアサロンは実際儲かるのか?

こんにちは、長崎県長崎市の浜の町でヘアサロンを2店舗経営している田渕です。


簡単な自己紹介を、、


《出身》長崎県出身・山野美容専門学校卒・東京、神奈川で5年修行

《経営歴》27歳で独立・個人事業5年・法人6年

《実績》11年連続年商平均110%UP・カラーセミナー多数・財務相談多数

《サロンの特徴》社員平均年齢24歳。カラー比率80% 技売生産性95万

女性客限定サロン・2019年新規客1800名・デビューしたスタイリストは全員一年で指名売上100万超・三年目スタイリスト指名売上300万・新卒から1年でスタイリスト昇格する教育システム・週休2日・土日休みOK

ホットペッパービューティー《vicushair》1店舗月間65,000view

経営者&現役スタイリストで指名技術売上は月間250〜300万円


それでは今回の記事の本題へ入ります。

ここ数年、美容室の経営者たちは「とにかく何をやっても求人がかからない。」と口を揃えます。

美容師はどこへ行ったのでしょう。

平成30年に厚生労働省統計から発表された「衛生行政報告例」によると、

平成30年3月末の時点の美容院数は24万7578軒で過去最多、

美容師数は52万3543人です。

このデータを元に考えれば「1サロンに美容師2名」の計算になります。

答えは明確、サロンが増えすぎたんですね。


そして、このニュース。


この原因は供給過多が引き起こした

「人材不足(機会損失)」

「客数の減少(顧客の分散)」

「客単価の低下(粗利減)」

の3点。


これは苦しいです。

今後も人口は減る一方で、

貧富の格差も大きくなり続ける中で、これから一発逆転できるでしょうか?


指を咥えて「死」を待つか、

ホット○ッパーに賽銭投げるか、、

すみません、少し過激な表現になりました。

でも、潰れると困るお客様がいらっしゃるなら生き残るために動くことが大切です。


自分も周りからは成功していると思われてますが、独立してから11年、

今も思いっきりもがいています。


そのもがく過程で作成したデータがありますので参考にして頂けたら幸いです。


周りのヘアサロンを思い浮かべてみてください。

人材難で席余っていませんか。

その席も固定費(家賃・広告費・電気代)がかかり続けています。


ではその席を貸し出そう、

というのが昔からある面貸しです。

自分がいた頃の関東でも「面貸しでお金を貯めてから独立」

という流れが主流でもありました。


それから時代はシェアリングエコノミーの時代に突入しました。

今は「面貸し」や「箱貸し」が独立のひとつとなりました。

サロンもシェアする時代です。

この流れは必然です。

利用者も、運営側も「損をしないビジネスモデル」なので一気に全国に広がっていくと思います。

美容界の革命になるんじゃないかと、とても期待しています。


ではここからは「損をしないビジネスモデル」を数値で解説します。

気になる方だけこの先も読んでみてください✨


まずは

家賃型シェアサロンの《3パターンのリアルな数値分析》


イメージは【ローカルで好立地、個室型セット面2面×4部屋】

利用者は「個室のセット面2面」を月額で借りれるという形です。

個室にするために改装費100万(回収3年)も経費として載せています。

※材料費はサロン利用者に払っていただく場合です。

1.月額15万×4名(テナント代50万or30万・広告費なし)

2.月額15万×4名(テナント代30万or20万・広告費15万)

3.月額20万or17万×3名(テナント代30万・広告費30万)

4.おまけ

↑この4パターンを分析しました🌟

なかなか面白い数値が見れますよ♪


ではいきます。

1.月額15万×4名(テナント代50万or30万・広告費なし)

《テナント代50万の場合》

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年間約10万の赤字。

ん〜。。赤です。


《テナント代30万の場合》

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年間230万の黒字。

お!なんかいい数値ですよね。

ただ好立地の物件は最大の付加価値となりますよね。ここは悩みどころ。


続いては、

利用者さんから「集客に不安がある」との声がある場合

2.月額15万×4名(テナント代30万or20万・広告費15万)

《テナント代30万の場合》

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年間50万の黒字。


《テナント代20万の場合》

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年間170万の黒字。

やはりテナント代は大きいですね。

自分のサロンを持っていて、居抜きなどをうまく活用すればいい副収入、不労所得とも言えそうですね。


ラストはちょっとパターンを変えて

3.月額20万or17万×3名(テナント代30万・広告費30万)

《月額20万の場合》

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《月額17万の場合》

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どちらも大きく赤字。。。

しかし、3名しか利用していないということは、

個室1部屋は自分で使えるということ。

自分で一ヶ月70万売り上げるとすると年間840万。

そこも加味できますね。

実際、一人営業一年間で換算すると、、

売上840万ー地代360万ー広告費360万ー水道光熱費96万=24万

一年間で残るのは24万円。。。

これは怖い。

材料費と税金が。。。


最後におまけで

広告費も運営側が持つことを交渉材料にして

《月額を25万円にすると》

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プラスになりました。

そして、空いている部屋は自分でサロンワークするとすごく楽になりますね。

次はシェアサロンで働くか迷っている方向けのリアルなお金事情を書きます。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!!


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