在庫を増やす食べ方から、在庫をためない食べ方へ
健康的に痩せるために、一番感じていただきたいのは「空腹感」です。
当たり前すぎて「は?」と思うかもしれませんが、意外と出来ていないものなんですよ。
「昼12時だから、お昼ご飯を食べなきゃ」
「もう夜7時、晩ご飯の時間だ」
こんなふうに「○時になったから食べる」という習慣に慣れている人がほとんどだと思います。
それが間違っているということではないのですが、無理なく痩せるための一つの手段として「食べ物はお腹が空いたときに口に入れるもの」という思考にチェンジしていくことが望ましいのです。
お腹が空いていないとき、空腹感を感じないうちは食べ物を口に入れないというのが、呼吸をするのと同じぐらい当たり前の習慣になれば、ケーキやアイスクリームや、高カロリーのフレンチや中華料理のコースを食べても、簡単には太らない体に変わっていきます。
なぜ空腹感がそれほどまでに大切なのか?
それは、空腹感こそが人間の持っている「スリムと健康をキープするセンサー」だからです。
思い出してみてください。
幼い頃、外でいっぱい遊びまわったあと「お腹が空いたぁ~」と言いませんでしたか?
お腹ペコペコというあの感じ!
あの空腹感こそが『前に食べたもののエネルギーを全てきっちり使い果たしたから次の食べ物を入れてください」という体からの合図なのです。
しっかり空腹感を感じているということは、前に体に入れた食べ物がすべて活動のためのエネルギーとして使い果たされて余りがないということ。
だから次の食べ物を口に入れても、脂肪にまわされることが少ないので、簡単には太ることがないというわけです。
食べる → エネルギーを使い切る → 空腹を感じる → また食べる → またエネルギーを使い切る → 空腹を感じる → また食べる。
このサイクルで食事をすれば、前に食べたもののエネルギーがすべて活動のために使われて行くので、脂肪になって体にストックされることはありません。
では、空腹感を感じていないのに、次の食べ物を体に入れるとどうなるのか?
前に食べたもののエネルギーが使いきれていない状態で、また新しいエネルギーが入ってくるので、余っているエネルギーが「在庫」として脂肪に移され、それを繰り返すことで、どんどんストックされてしまいます。
ダイエットで減らしたいと思っている憎っくき脂肪たちは「使われなかった食べ物の余剰エネルギー」が積み重ねられた結果なのです。
まずは1日だけ「お腹ペコペコになってから食べる」に挑戦してみませんか?
在庫を増やす食べ方から、在庫を残さない食べ方が身につけば、その後のダイエットが楽になりますよ(^^)
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