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レバレジーズ株式会社を勝手に分析してみた


皆さんごきげんよう、今週も気になる企業分析してみよう。今まで事業内容がHPからは分かりづらかったレバレジーズ株式会社について。ヒカリエから移転して、渋谷のスクスクにオフィスを構える恐らく外部資本無しの急拡大ベンチャー、どういう事業ポートフォリオで拡大を進めているのか、かなり気になる。

それでは今日は時間がないので1時間で。

よーいスタート。

レバレジーズ株式会社とは

HPでは、IT・医療の分野で業界TOPクラスのサービスを保有創業14年で年商342億円規模の急成長中ベンチャー

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やばいな。現在の事業内容でHPに掲載されているのは以下。

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確かに、IT医療・分野に張っている。グローバルでも事業を展開しており、メキシコやシンガポールの人材領域でもやっているみたい。すごいな。

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メディア⇛人材⇛その土地での事業開発 という流れ。ぱっと見た感じ、グローバルで展開しているメディアは見つからないが、流れとしては理解できる。レバテックやキャリアチケットは自分がちょうどターゲットということもあり、YouTubeや広告でずっとターゲティングをされており最近更に勢いを増してきた感がある。山手線の広告でも見ることも少なくない。SMSというよりもリクルートのようなメディア⇛人材⇛新規事業みたいな流れを伸びる市場で確実に張り続けているという感じ。

レバレジーズ株式会社の経営陣

あまり表に出てこないので知られていないが、レバの代表は2020年現在で39歳の岩槻知秀さん。

以下のようなご経歴

1980年生まれ / 大阪府和泉市出身
早稲田大学社会科学部入学後、大学1年時からIT企業にて経験を積む。携帯コンテンツ開発会社での2年半のインターン経験後、
システム開発会社の設立から関わり、要職を担当後退社。大学卒業後、
レバレジーズ株式会社を設立し、現在に至る。 (企業HP参照)

創業14年 年商342億円 創業以来ずっと黒字 で25歳創業ってすさまじい。最近、表に出てここられないのはなにか理由があるのかと業界内では噂される岩槻さん。

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創業までのストーリーが会社のリクルートページに乗ってたりして普通の最後まで読める。面白い。( 参照: https://leverages.jp/recruit ) 会社としては、SES事業⇛エンジニアを中心とした人材紹介⇛看護師人材紹介⇛介護 みたいな流れ。流れが美しすぎて、素晴らしいという言葉を連呼してしまう。

若手でも活躍できるということを強く推しており、優秀な人材の採用を勧めている。

役員陣としてホームページで紹介されているのは以下の3名で、

代表取締役  岩槻 知秀
執行役員   藤本直也
執行役員   間山哲規

岩槻さん以外はどちらも執行役員。取締役は岩槻さんだけか。確かに藤本さんは1991年生まれの28歳と若く、多くの若者がアメリカンドリームを夢見て入社することも頷ける。しかも彼は、2014年で新卒入社した生え抜き。

SaaSではなく大部分は人材紹介なので、多少の違いはあれど、時価総額2000億円を超えるSMSの売上が300億円くらいなので、それを外部資本なしで実現してしまうレバの凄さは言うまでもない。

レバの何がすごいのか

ここまで調べながら、うんうんすごいすごい、ということは分かった。でもどうしてレバはここまで突き抜けられたのか。個人的には以下の2つの理由。

1.適切な市場参入のタイミング

ひとえにこの市場参入のタイミングは1つレバレジーズの強み。急拡大しているIT市場において、需給が明らかに一致していなかったSES事業で確実にキャシュを創り、同じスキームで医療・看護、そして海外・新卒へと移っていく。言い方は悪いが、レバレジーズの一番の功績はSES事業においての参入タイミングが素晴らしかった、ことなのかもしれない。もちろん、その後も伸ばし続けているからそれだけではないが。


2.蓄積されたアセットベースでの事業展開

SES事業で培ったノウハウをベースにエンジニア、看護師、介護士、海外人材、新卒へと展開していく。確実に伸びる領域で、培ったノウハウをベースに横展開を進めて確実に売りをあげていく。だからミスしづらい。リクルートやSMS、メドレーなどと同じような感じ。垂直統合で事業を展開し、横展開していく。

利益が伸びてきた事業は新規・既存に関わらず分社・子会社化の方針です。
理由は明快で経営・事業判断を早めるため、そして専門性をより高めるため。
国内・国外を問わず伸びる領域はとことん伸ばしグループ化していきます。

各事業領域で中の数字が分かってきたら、MA支援にも乗り出す。手堅い。


3.優秀な若手人材の確保

藤本氏を執行役員に登用したのはこの理由が一番大きいのではないかと邪推している。入社5年目のteratailを新規事業として創った新卒入社の彼が、創り結果として執行役員として登用されるということは同じく今後入社する新卒にもその可能性があるということ。血気盛んな、社会で活躍したいと熱望する優秀な若者たちが他の類似企業と悩んだときに適正な評価を得られそうなレバを選ぶことは割と理解しやすい。この文章を読む意識高いあなたなら周りにもレバレジーズを受けたことが有るひとは一人はいるだろう。

実際に高学歴層*キラキラ系にはかなりの確率で新卒のタイミングでタッチできている印象。↓この記事を読めば言わんとしてる事がわかるはず。


レバレジーズ株式会社の今後予測

事業ポートフォリオを見る限り、エンジニア、介護、看護師を今後も確実に伸ばしつつ、海外インフラに注力していくはず。海外人材の流通網を確保した上で、現地での土着の事業を展開していくだろう。

市場として確実に伸びる領域*蓄積されたアセットを利用した参入余地があるか

が恐らくレバレジーズ株式会社の市場参入のきっかけになるため、今後は国内の既存事業の拡大と新興国での人材*メディア*新規事業の事業展開が予測される。

アタリマエのことしか言ってないな、すみません。

感想

改めて凄まじい企業だった。この市場はまだまだ伸びる。

昔は、一年二年前はホームページからは事業内容が分からない外国人女性の一枚ページだったのだけど、この一年間で気づけばリニューアルされていて非常に見やすくなっていた。stockclipでも分析されておらず、謎に包まれるレバレジーズだったが少し分かった気がする。

それにしてもオチている情報が少なくて考察しづらかった。経営陣も表にあまり出ないし。

そういえば昨日リクルートが看護師人材をクローズした。ますますレバは躍進するのか?


自社のオウンドメディアもキラキラすごい。

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