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「引き寄せ」の勘違い

引き寄せの法則って、ちゃんと本を読んで勉強したという人と、「名前はよく知ってるけど・・」という人と、何それ聞いたことない・・という人・・もいるのかな? 分れると思うのですが
私は3,4年くらい前までは、漠然としか知りませんでした。

同じ周波数が引きあうということは知っていたので、そういうことを詳しく説明しているのだろうと、なんとなくと思っていました。
より詳しく知り始めたのは、この自粛の期間のことです。
そして、どこか勘違いしていたな、と気づきました。

引き寄せの法則は、何かラッキーなことを得るためのツールではないのでした。
お金持ちになるとか恋人ができるとか、望むことを引き寄せよう!とツールとして使おうと思ってる人がいるかもしれないけれど、そうではないのでした。
おまじない的なことでもなくて、法則を知っていようが知るまいが、信じようが信じまいが、すべての人がその法則の下にあるのだとわかりました。
いいことだけではなく嫌なことも、自分の感情、発している波動と一致すれば引き寄せる、ということです。
寄せるというより、引き合うということなんですね。

もうひとつ勘違いしやすいのが
引き寄せの法則に否定形は存在しない
というところ。

病気になりませんように、とか
嫌な事がありませんように、とか
そういった願いは、望まないことに意識をフォーカスするので、それと引き合ってしまうということです。

アラン・コーエンという人の「人生の答えはいつも私の中にある」という本を一時期よく読み返していました。
いろいろなエピソードが載っているので、ぱらぱらめくって好きなところを通勤中に読んでいたものです。
その中にホームレスの男性の話があって、彼はいつも「悪い人に襲われませんように」と祈っていたそうですが、結局「悪い人」に殺されたんですね。
毎日祈りの中で「悪い人」に意識をフォーカスしていたので、それを引き寄せてしまったのでした。
それよりも、いつも幸せであるよう祈っていたら良かったのに。

マザーテレサが、反戦集会には参加しないけれど、平和の集会なら参加する、と言ったという有名な話がありますが、それも同じことで、戦争反対は戦争を強化してしまうということのようです。
望まないことではなく、望む平和に意識を向けたいですね。

youtubeでときどき、病気にならない曲、みたいな文言を見かけるのですが、健康でいる曲、に変えたほうがいいのにな・・・とよく思います。

人は、望まないことが起きることによって、自分の望むことがわかります。
こんなの嫌だーー!! こうじゃなーい!!
と思うと望んでいることがハッキリするので、そのために望まないことが起こる、ということは言えるかもしれません。

望むことがはっきりすると、見えない領域でそれが形作られ始めるそうです。それを見える形にするには、それを得ている状態(気分)に自分がなれば現実化するといいます。
いいイメージでも悪いイメージでも14秒続けると、同じ類の情報やイメージが集まってきて現実化に向かうのだとか。
14秒ってあっという間。だから悪いこと、嫌なことは恐くて考えられなくなります。とはいえ、つい「こうなったら嫌だなあ」と考えてしまうことはよくあるのですが。
以前は16秒だったか、もっとかかったらしいですが、だんだん早くなっているそうですよ。
もちろんタイムラグがあるので、現実になるのはすこし時間がかかったりするし、私なんて「いつになったら来るのー」と思ってしまうのだけど、それをやってしまうと遠ざけてしまうようです。
逆にすぐに現実になることもあるというけど、その人の状態によるのでしょうね。

豊かな気分になるために、たまにはホテルのラウンジに行く、なんてこともよく言われます。
いつも安いコーヒーばかり飲んでいるなら、いい場所でちゃんと淹れたコーヒーやお茶を味わうと豊かな気分になるから、その状態を保っているとそれが当たり前の状態になって(引き合って)いく。
とはいえ、節約しないといけない時に1000円のコーヒーはなかなか飲めない。
そういう時は無理をしないで、いま飲めるお茶を美味しく飲めばいいのですよね。そして時々は気分を変えて、豊かさを感じられることを自分に許すことも必要だなと思います。

自分に沁みついた思いグセや行動グセ、古い観念・・
そういったものを洗い出して、変えたい方向に軌道修正していく。
でもすぐ古い癖が出て、戻ってはまた進み、戻っては進み、それを繰り返していく。
いわゆるスピリチュアルと言われる類のことって、実に愚直に進むことです。

*少し補足したい事がでてきたので、もう少し書きたいと思います。よろしければ次の記事も読んでくださいね。


書くこと、描くこと、撮ることで表現し続けたいと思います。サポートいただけましたなら、自分を豊かにしてさらに循環させていけるよう、大切に使わせていただきます。