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自分が持ち合わせた特性のこと

20代の頃、職場の上司(といっても直属ではない)でカバラに凝っているという人がいて、「生年月日を教えると占ってくれるらしい」という話を耳にしました。
当時はカバラなんて言葉も聞いたことがなく、いまでも詳しくは知りません(あらためて調べると、たぶんカバラ数秘術のこと)。
ふーん・・という感じでしたが私にもお声がかかり、生年月日を伝えてみてもらうことに。

数日して、レポート用紙を1枚切ったような紙を渡されました。
そこには名前と生年月日、私の性格や特性、向いている職業などが書かれていました。
私は土曜日生まれなのですが、「仕事や社会的活動でも、愛でも家庭でも遊びでも、普通の枠におさまりきらないスケールの大きさがあり、のびのびと遊び好きな、自分のやりたい事を好きにやっていきたいタイプ」
なのだそうです。
スケールが大きいとは思わないけれど、「やりたい事を好きにやっていたい」というのは当たっているかも。
また、土曜日は安息日なので、人に安らぎや楽しさを与えることが向いているとのこと。
職業でいえば、レジャー関連、看護師、カウンセラー、かわいい奥さん(と書いてあった)などなど。

「あなたは自由人です。しかし理解してほしいと相手を追うのは禁物。」とか「やさしくて頭もよく行動力があるが、反面ボケッとしているところがある。他人の事をひどく気にしますが、自分の事には決して干渉されたくありません」とも。
ところどころ「ナルホドそうかも」と思ったことでした。

土曜日生まれは試練の後に大きくのびるのだそうです。
試練が神のテストであり、それを乗り切れば特別な幸運が訪れます、とあり、これを読んだときは「なんの試練?!」と思わず慄きましたが、今振り返ると、あったといえばあったのか?よくわかりません。

援助職に向いていると、別のところでもいわれたことがあります。
カウンセリングの受付などもやっていたことがあり、電話で親御さんの話を聞いてカウンセラーの先生方に繋げることも向いているなと思いました。
カウンセラーそのものより、相談者とカウンセラーを結ぶほうが自分の立ち位置だなと。

子供のころから「発信する」ことが常にやりたいことの一つでしたが、最近あらためて「繋げる」ことも役割のひとつとしてやってきたかもと思います。
人と人、人と「何か」、人と情報など。
「何か」というのは、その人にとって必要なものとか、
「これ向いているんじゃない」とか「これ試したらいいのに」とか
あるいはその人が今知った方が良さそうな情報など
そういう事が思い浮かんで、自然と伝えたりしてきました。

そんなふうに「自然と身体が動くこと」が
自分が持って生まれた特性だったり、お役割だったりするのだな、と思います。

カバラで見てもらったときの紙は、いまでも取ってあります。
安らぎや楽しみを提供することが向いているということを、何かの折に思い出しては指針にしていたかもしれません。
ただ、そういう仕事になかなか巡り合わなくて、葛藤していたとも言えます。

カバラとはユダヤの神秘思想で、それに基づく運命鑑定法がカバラ数秘術だそうです。
ヘブライ語で「伝承」という意味だとか。
何も知らない頃に、みてもらってしまったというのも面白いです。

書くこと、描くこと、撮ることで表現し続けたいと思います。サポートいただけましたなら、自分を豊かにしてさらに循環させていけるよう、大切に使わせていただきます。