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イタリア・スペッロの花祭り

イタリア・アッシジの隣にスペッロという小さな町があります。

6月にその町で行われる花祭りインフィオラータ、この感染症の時期はどうしていたのだろうと、ふと思い出しました。
調べてみると、今年は18、19日に行われるそう。
やはり中止になっていたのかもしれません。

アッシジで部屋を借りていたとき、列車で隣(確か)のスペッロに出かけていったのは、このお祭りの時だけだったかもしれません。
隣といっても、日本と違ってホイっと行く感じではありません。
いや、時間的にもそんなにかからないのだけど、イタリアでは列車に乗ること自体がなんだか遠出の感覚があって、行動の仕方が日本と違ったのは自分でも面白かったです。

近いだけあって、建物に使われている石もアッシジと同じような感じで、雰囲気がとても似ていました。
こじんまりとした可愛い町です。

少し前に、街の一角の写真をスケッチしてみて、まあまあうまく描けたかなと思ったものの・・・

色を塗ったら大失敗~。シミの感じを出すのに熱中?してしまい、妙な緑かぶりの色になってしまいました。がーん。

それはともかく。
お祭りの前は町のあちこちの広場や通りに、花びらを使って絵が描かれます。

これはちょっと単純な作品だけれど、町の通りの雰囲気がわかりますね。

日本のチームも参加していました(1996年当時)。

出来上がったのちは、教会の司教さま?達の行列が花の上をずんずん歩いて行くのです。

インフィオラータのサイトでは、フォトギャラリーで過去の作品が見られます。
私が見た時よりも、作品が凝ったものになっている気がします。

花祭りは他にも開催される町がありますが、スペッロは町自体が可愛くこじんまりしているので、歩くのが楽しいです。

おまけですが、スペッロのサンタ・マリア・マッジョーレ教会ではピントゥリッキオのフレスコ画「受胎告知」が見られました。大天使ガブリエルの服の色がとても美しかったのが印象に残っています。


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