見出し画像

心を癒す花の療法

1999年頃、私はある人から「自分を癒すように」というアドバイスを受けました。
セラピーでもカウンセリングでも心療内科でもスピリチュアルでもなんでもいい、ヒーリングのために「行動」することが大事だ、ということでした。

私はその時いくつかのことを相談してみたのですが、子供のころから胃腸が弱くてそれがとても辛かったので、そのことについても聞いてみたのです。
その答えはまったく予期していなかったことで、私が昔、古代ローマでやっていたことに原因があるということでした。

えーっと、ここは少しスピリチュアルな話になるので、適当にスルーしてください。話のメインはここではありません(笑)。

そんなわけで、はて、どうしよう、と考えましたが、どう考えても心療内科などの普通の病院ではないと思い、ちょうどそのころ知り合った友人のひとりに相談してみました。
そして紹介してもらったのが、その後長きに渡ってサポートしてもらうことになるセラピストのNさんでした。

ちょっとドキドキしながら電話をかけてお話してみると、髪の毛を送ってください、と言われたのです。
なんだか不思議だと思いながら、指示されたように髪の毛を2,3本アルミホイルに包んで郵便で送りました。
髪の毛で私がどういう状態か視るのだと思います。
そういうことでリーディング出来る人でした。

それからまた電話でお話したときに言われたことは
「闇の部分にたくさん光を当てなければなりません」
ということでした。
私の心の中に、光が当たっていない場所がたくさんあるようでした。
なんだかピンとこないまま話を聞いていると
「植物のエッセンスというものがあって、光を当てるにはそれを使うのがいい。やってみませんか?」と言われました。
そこまで話を聞いたのだからやらないという選択はありませんでした。
指定された1本のエッセンスを朝晩飲みながら、同時に本も読んでください、とのこと。

その本が、「エドワード・バッチ 心を癒す花の療法」(ノラ・ウィークス著 中央アート出版社)でした。
それは、先日の投稿でも少し紹介した、フラワーエッセンスを見出したエドワード・バッチ博士(1886~1936)の右腕となって働いた女性の著書でした。

振り返ればいろいろ苦しいことはあったものの、自分はそんなに暗い状態なんだろうか。そのときはすでにイタリアでの語学研修も終えて3年くらい経っていて、引き続き行ける時にイタリアに行ったり、イタリア繋がりの友人たちとサークル活動をして情報発信をしたり、イタリアを専門に撮る写真家の先生を中心としたフォトサークルに参加して、それなりに楽しんでいました。

そう思いながらも、指定通り朝晩、舌下に7滴づつ、お花のエッセンスを垂らして飲みました。
(この飲み方は普通と少し違っていると思います。通常は水などに2、3滴くらい垂らして飲みます)

ちなみに、私が初めて飲んだフラワーエッセンスは、花ではありません。
ロックウォーター
石清水です。
このエッセンスについての説明のコピーも一緒に送られてきましたが、それを読んで、頭の中が「?????」でした。

「ロックウォーターのマイナスの状態にいる人は、人生を楽しくさせてくれるさまざまなことがらを拒絶します。そのような楽しみは、自分が人生に対してもっている、厳格で非常に禁欲的なビジョンにはそぐわないと信じているからです。」
「ロックウォーターのタイプには、この世で生きている間に聖人になりたいと願う人が多いのです。彼らは自分を厳しく律して、自分のマイナス面を帳消しにできる規律を課します。例えば、毎日ヨガを何時間もおこなうとか、マクロビオティックな食事に固執するとか、どこにいても礼拝を欠かさないようにするとかします。」

「バッチの花療法 その理論と実践」(メヒトヒルト・シェファー著)

これ以外にも延延と堅苦しい性質が書いてあって、
いや待って、私そんなんじゃないけど! 聖人になんかなりたいと思ったことないんですけど!!
と思ったのでした。

本に書いてあることは極端なケースも多いので、必ずしも同じような状態になっているわけではないですが、多かれ少なかれ本質的にこのような傾向があるようです。

振り返ってみれば、「楽しむ」ということがずっと苦手だったことに思い当たります。
本人は本人なりに楽しんでいるつもりなのですが、じつは開放的に楽しむとか、弾けるように喜ぶとか、そういうことは少なかったようです。
それは自分が内気で消極的な性格だからだ、と思っていたのですが、そうではなかったかもしれません。
子供の頃、はしゃいでいたら母にたしなめられた、という経験も影響があるかもしれません。

たとえばどこか旅行に行くにしても、何かテーマや目的を掲げていました。
ただ楽しむ、ということが出来なかったのです。
もしかすると、楽しむことに罪悪感が伴ったのかもしれませんし、楽しむだけなんて時間の無駄使いだと思っていたかもしれません。

のちに霊的な話ができる友人が多くできると、修行体質の人がとても多いことに気づきます。
そういう人は、つい大変なほうの道を選んだり、物事をなんでも成長の糧にしようとしたりします。

フラワーエッセンスを飲み始めると、夢を見るようになるといいます。
どんな夢を見たのか覚えていませんが、見た内容はセラピストさんに報告していました。彼女は夢解きが出来る人でもありました。
夢で見ることによって、いろいろなことを解放していたようです。

最初のエッセンスは1本が終わるまで飲んでいたような気がしますが、自分で特に何かがはっきり変わったという自覚は無かったようにも思えます。
ただ、はじめは忘れずに飲んでいたエッセンスを、終わりのほうになると飲むことを忘れることがありました。
そうなるともう自分にとってそのエッセンスは必要無くなってきた、ということのようです。

ロックウォーターの性質については、ピンとこない人も多いかもしれません。
でも人には様々な状態があり、フラワーエッセンスはいろいろな状態に対応しています。

例えば、悩みがあるのに外に出さないで元気なふりをするだとか、ノーと言えずに他人に支配されるとか、他の人がのろまに思えてイライラするとか、自分の判断に自信がない、人のことが心配で気になって仕方ない、過去のことばかり考える、同じ過ちを繰り返す、人への批判ばかりする、何かが怖くて仕方がない、病気を治そうという希望や気力が持てない、同じことの繰り返しで気力を無くしている、パニックやショック等、これまで生きてきて、なにかしら当てはまったことはあるのではないかと思います。
そんな時に、お守りのように植物のエッセンスは力を貸してくれます。

いま挙げたことは精神的なことが多いですが、私が最初に読むようにいわれた「エドワード・バッチ 心を癒す花の療法」には、バッチ博士がエッセンスによってさまざまな肉体の病気を治療してきたことが書かれています。
同じ病気でも、その人のもっている上記のような「気分ムード」によって処方するエッセンスが違い、患者はそれぞれの気分を整えることで治っていったのです。
本を読みながら、そのことにかつてないくらいのワクワクを感じたものです。

今では、フラワーエッセンスはいろいろな種類が作られていますが、基本はやはりバッチ博士のエッセンスで、私はヒーリングハーブス社のものを買っています。
お店ですとカリス成城で販売されています。
また、ヒーリングハーブス社の日本総代理店のマイキのサイトはこちらです。

専門のプラクティショナーに相談しながら選んでもらいたいと思った方のために、友人のサイトをご紹介しておきますね。(私がお世話になったセラピストさんではありません)
noterさんでもあります。

フラワーエッセンスについてはまた書いてみようかなと思います。
長文を読んでくださって、ありがとうございました。

*フラワーエッセンスは医療や薬ではありません。

書くこと、描くこと、撮ることで表現し続けたいと思います。サポートいただけましたなら、自分を豊かにしてさらに循環させていけるよう、大切に使わせていただきます。